みなさんこんにちは。
あきる野市にあります秋川駅より徒歩5分のところにあります
きらら歯科の歯科衛生士の佐藤です。
今回は最近患者様からよくご質問を受けています
“食後の歯磨きについて”お話しさせていただきます。
少し前に歯ブラシは、食後30分という話がありましたが、
食後直ぐの口の中は、細菌がたくさん!!!
そのままにしておくと…
糖質が歯垢中の細菌に分解されてむし歯の原因に!
それなので、歯を磨くことで、その汚れ(歯垢と糖質)をとる必要があります。
基本は食後すぐの歯磨きがおすすめです!
むし歯が多い
元々歯質が未熟である小児
歯ブラシに自信がない
といった場合には早めに磨きましょう。
酸蝕症(食事の酸によって歯が溶ける)よりもむし歯予防が大切です。
お酢の飲料や、コーラやサイダーのような炭酸飲料、
みかんなどの柑橘類など酸性の強いものを摂った後すぐは
歯の表面がわずかに溶けた状態になっています。
歯の表面が溶けた状態で歯ブラシをすると歯磨きで傷つけてしまうことがあります。
そのような飲食をした時は、唾液の中和作用により歯の表面が元に戻るのに30分と言われています。
酸性の強い飲食物を食べた後はお水やお湯でゆすぎ、30分後に丁寧に磨きましょう!
~小児歯科学会の見解~
小児における歯磨きの目的は歯垢の除去、すなわち酸を産生する細菌を取り除くとともに
その原料となる糖質を取り除くことです。
歯磨きをしないままでいると、歯垢中の細菌によって糖質が分解され酸が産生されて、
歯が溶け出す脱灰が始まります。
このように、歯垢中の細菌がつくる酸が歯を脱灰して出来るむし歯と、
酸性の飲食物が直接歯を溶かす酸蝕症とは成り立ちが違うものなのです。
結論としては、通常の食事の時は早めに歯磨きをして歯垢とその中の細菌を取り除いて、脱灰(歯が溶けること)を防ぐことの方が重要です。
DH佐藤