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ブルーラジカル治療のご案内

ブルーラジカルとは

「ブルーラジカル(BLUE RADICAL)」とは、歯周病治療のための革新的な医療機器、およびその治療法のことです。これは、特に重度の歯周病をターゲットとした非外科的(切開や縫合を伴わない)治療法として、世界で初めて実用化されたものです。

きらら歯科では、最新の歯周病治療システム「ブルーラジカル」を導入しています。歯周病を“光”で優しく治す最新治療です。

ブルーラジカルは、青色可視光線(波長400~470nm)低濃度過酸化水素水を組み合わせることで、歯周病の原因菌を効率的に殺菌する画期的な治療法です。そのため 従来の外科的処置やレーザー治療と比較しても、歯ぐきや歯に物理的なダメージを与えることがほとんどありません。

世界初の歯周病治療ブルーラジカル

さらに 治療後の痛みや腫れを最小限に抑えられるため、患者様にとって身体的負担が少なく、安心して受けられる新しい選択肢となっています。加えて 薬剤の濃度が低いため安全性が高く、幅広い年齢層の患者様にも適応しやすいのが大きな特徴です。

世界初のラジカル殺菌技術

  • 3%過酸化水素405nm青色レーザーを同時照射する技術です。そのためバイオフィルム内の菌を99.99%殺菌することが可能です。
  • 殺菌をしながら超音波振動による歯石除去が同時に行える世界初の技術

非外科的治療の実現

切らず抜かずに重度歯周病を非外科的にコントロールできる可能性をもつ画期的な治療器。そして重度歯周病の治療を歯科衛生士が行えるようになりました。外科手術が必要だった患者様にも、負担の少ない治療を提供が可能。

歯周病は成人の約8割がかかっているとされます。進行すると歯を失うだけでなく、糖尿病・心疾患・脳梗塞など全身疾患との関連も指摘されています。
ブルーラジカルは、こうした歯周病のリスクを、体への負担が少ない方法で軽減することができます。

ブルーラジカルは歯周病から解放します

【めざまし8】で放送されました

【世界初】歯周病治療器が日本で初承認 99.99%菌が死滅する? 開発者が解説【めざまし8ニュース】


ブルーラジカルと従来の歯周病治療との違い

スケーリング・ルートプレーニング(SRP)

SRP 縁下歯石 ルートプレーニング

歯石やバイオフィルムを器具で除去する基本治療です。効果的ですが、重度の歯周病では改善が不十分な場合があります。

外科処置(フラップ手術)

フラップ手術は、まず 歯ぐきを切開して歯根や歯周ポケットの奥深くを直接目視しながら処置を行う外科的治療です。

そのため 通常の歯石取り(スケーリング)では届かない深部の歯石や感染組織を徹底的に除去することができます。さらに 歯根の表面を滑らかに整えることで、再び歯石や細菌が付着しにくい環境をつくります。

一方で 効果が高い反面、歯ぐきを切開・縫合するため痛みや腫れを伴うことがあります。そのうえ 術後は数日から1週間程度のダウンタイムが必要となり、食事や日常生活に注意が必要です。ただし 適切に処置を行うことで歯周病の進行を抑え、歯を長く残せる大きなメリットがあります。

ブルーラジカルの特徴

ブルーラジカルは、外科的処置を行わず、光と薬液の化学反応によって菌を殺菌する新しい歯周病治療です。まず メスやレーザーを使用しないため、歯ぐきへの物理的なダメージがありません。そのため 従来の手術と比べて痛みが少なく、患者様の負担を大幅に軽減できます。さらに 治療後の腫れや出血もほとんどなく、日常生活への影響を最小限に抑えることが可能です。

加えて 治療時間は1本あたり数分と非常に短いため、通院の負担も少なく済みます。そして 抗生物質を使用せずに治療が完結するため、薬剤による副作用や耐性菌のリスクを避けられる点も大きな特徴です。


治療の流れ

まず初めに、当院ではブルーラジカル治療を行う前に、初診相談(カウンセリング)を実施いたします。ここでお口の状態を丁寧に確認し、この治療が本当に適しているかをしっかり診断いたします。なお、カウンセリング費用は20,000円(税込)となっております。

次に、治療に進む場合は歯周ポケットの洗浄を行います。専用の器具を用いてポケット内部を清掃し、汚れや細菌を減らすことで、治療の効果を高める準備を整えます。そして、その後に過酸化水素水を安全な濃度で歯周ポケット内へ注入します。これにより、細菌に対して働きかける環境が整います。

さらに重要なのが、青色光の照射です。専用の光照射器を用いて数十秒間照射することで、薬液が活性化し、従来の治療では得られにくい強力な殺菌作用が発揮されます。

ブルーラジカルの費用(税込)

初診相談料
20,000円(税込)
ブルーラジカル相談料・レントゲン撮影・歯周病検査料金
当院に通院中の患者様は5,000円となります

ブルーラジカル処置料金
1歯あたり
15,000円(税込)

ブルーラジカル処置料金
1ブロック(奥歯4本または前歯6本)
35,000円(税込)

自由診療(保険適用外)
※必要本数や回数は症状により異なります

このような方におすすめ

女性ポイント笑顔
  • 歯ぐきの腫れ・出血が続く方
  • 中等度~重度の歯周病の方
  • 抗生物質の使用を避けたい方
  • 外科的処置やレーザー治療に抵抗がある方
  • 痛みや腫れを最小限にしたい方

ブルーラジカルのデメリットは

ブルーラジカル治療の主なデメリットは、以下の3つの側面に集約されます。

1. 費用が高額になる(保険適用外)

これが最も大きなデメリットです。

  • 自由診療(自費)である: ブルーラジカルは、厚生労働省の医療機器としては認可されていますが、現在のところ健康保険の適用外の治療法です。
  • 全額自己負担: 治療費の全額が自己負担となるため、従来の保険診療による歯周病治療と比較して、費用が高額になります。
    • 歯科医院によって料金は異なりますが、「1歯あたり〇〇円」という設定が多く、治療が必要な歯が多い場合は合計費用が大きく膨らみます。
  • 長期的なコスト: 歯周病は慢性疾患のため、治療後も効果を維持するための定期的なメンテナンスが必要であり、このメンテナンスも自由診療となるケースが多いです。

2. 副作用・リスク(一時的なものが多い)

非外科的で低侵襲ですが、ごく稀に副作用やリスクが生じることがあります。

  • 一時的な歯茎の変色: 治療後に、過酸化水素水の作用により歯茎の一部が一時的に白く変色することがありますが、これは通常1〜2日程度で自然に元の色に戻ります。
  • 軽度の痛みや違和感: 術後に軽い違和感や痛みを感じることがありますが、多くは一時的なものです。必要に応じて局所麻酔が使用されます。
  • 気腫・上顎洞炎のリスク: ごく稀ですが、施術中や術後に皮下に腫れ(気腫)や、上顎の奥にある空洞(上顎洞)に炎症を起こすリスク(上顎洞炎)が報告されています。これらは事前の診断と適切な処置で管理されます。
  • 衣類の脱色: 使用する過酸化水素水が衣類に付着すると、脱色する可能性があるため注意が必要です。

3. 適応症例の限界と効果の個人差

どんな症例にも万能というわけではありません。

  • 効果に個人差がある: 患者さんの歯周病の進行度、口腔衛生管理の状態、体質などによって、治療効果には個人差があります。
  • 組織の再生はできない: ブルーラジカルは強力な殺菌によって病気の進行を抑える治療であり、すでに溶けてしまった歯槽骨などの歯周組織を再生させることはできません。
  • 再発リスク: 治療後も患者さん自身による適切なセルフケア(ブラッシングなど)と定期的なメンテナンスを怠ると、細菌に再感染し、再発するリスクがあります。
  • 受けられない方がいる: ペースメーカーを使用している方、青色可視光に反応する光過敏症の方、妊娠されている方、無カタラーゼ症の方(過酸化水素を分解する酵素がない方)など、治療を受けられない場合があります。

ブルーラジカルの治療後の注意点

ブルーラジカルの治療後
  • 治療直後は刺激物・硬い食べ物を避けてください
  • 定期的な歯周病検診・クリーニングを継続することが重要です
  • 喫煙は歯周病悪化のリスクを高めますので控えることをおすすめします

ブルーラジカルでよくある質問(Q&A)

Q
痛みはありますか?
A

麻酔を使用して処置いたしますので、ほとんどありません。軽い違和感程度で済むことが多いです。

Q
何回の通院が必要ですか?
A

麻酔を使用して処置いたしますので、ほとんどありません。軽い違和感程度で済むことが多いです。症状や本数によりますが、数回に分けて行うことが多いです。1本あたり5分~10分程度かかります。

Q
保険は使えますか?
A

自由診療のため保険適用外です。

きらら歯科のブルーラジカル治療が選ばれる理由

  • 東京最大規模の歯科医院(1日500名来院・ユニット26台)
  • 経験豊富な歯科医師・歯科衛生士による施術
  • 治療前の丁寧なカウンセリングと説明
  • 衛生管理の徹底と最新設備の導入

ご予約・お問い合わせ

ブルーラジカル治療は、初診相談(20,000円)からスタートします。まずはお気軽にご相談ください。

きらら歯科院長 渡部 和則

▶きらら歯科 院長・歯科医師
▶歯科医師臨床研修指導医
2001年に国立東北大学歯学部を卒業後、大手歯科医療法人にて研鑽を積む。『きらら歯科』開設後は、総勢25名以上の歯科医師を率いる東京最大規模の総合歯科医院へと組織を牽引。 一般歯科から小児・インプラント・矯正歯科に至るまで包括的な診療体制を構築し、XガイドシステムやiTero(口腔内スキャナー)などの最先端デジタル歯科医療技術をいち早く導入。高度な診断と精密な治療を提供している。 また、これまでに50名以上の歯科医師を指導・育成した実績を持ち、臨床研修指導医として次世代の歯科医療を担う人材の輩出にも尽力している。

【所属学会・資格】
日本歯周病学会・日本補綴歯科学会・日本歯内療法学会・日本口腔インプラント学会・インプラント再建歯学研究会

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