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上唇小帯形成術|あきる野市きらら歯科

当院では、上唇小帯形成術を最新の炭酸ガスレーザーにて行っております。

小帯とは

口腔内の小帯とは、口の中の粘膜と歯茎や舌などを繋いでいる、帯状の組織のことです。いくつか種類があり、それぞれ名前と特徴があります。

  • 上唇小帯:上唇の裏側と歯茎を繋ぐ小帯。
  • 舌小帯:舌の裏側と口の底を繋ぐ小帯。
  • 下唇小帯:下唇の裏側と歯茎を繋ぐ小帯。
  • 頬小帯:頬の内側と歯茎を繋ぐ小帯。

小帯は、口の中の構造を安定させる役割がありますが、生まれつき短かったり、付着位置が高かったりすると、様々な問題を引き起こすことがあります
例えば、舌小帯が短いと舌の動きが制限され、発音障害や授乳障害、咀嚼障害などを引き起こすことがあります。また、上唇小帯の付着位置が高いと、歯と歯の間に隙間ができやすくなったり、歯周病のリスクが高まったりすることがあります。
小帯の異常は、歯科医院で診てもらうことで分かります。もし異常が見つかった場合は、切除などの処置が必要になることもあります。

小帯形成術とは

小帯形成術とは、口腔内にある小帯を切除したり、移動したりする手術のことです。

小帯形成術は、主に以下の目的で行われます。

  • 発音の改善: 舌小帯が短いと、舌の動きが制限されて「サ行」「タ行」「ラ行」などが発音しにくくなることがあります。小帯形成術によって舌の動きを改善することで、発音を明瞭にすることができます。
  • 授乳の改善: 舌小帯が短いと、赤ちゃんがうまく母乳を吸うことができないことがあります。小帯形成術によって舌の動きを改善することで、授乳をスムーズにすることができます。
  • 歯並びの改善: 上唇小帯の付着位置が高いと、歯と歯の間に隙間ができやすくなります。小帯形成術によって上唇小帯の位置を修正することで、歯並びを改善することができます。
  • 歯周病の予防: 上唇小帯の付着位置が高いと、歯周ポケットが深くなりやすく、歯周病のリスクが高くなります。小帯形成術によって歯周ポケットを浅くすることで、歯周病を予防することができます。
  • 審美性の改善: 上唇小帯が厚かったり、付着位置が低かったりすると、笑顔の時に歯茎が見えてしまうことがあります。小帯形成術によって上唇小帯を薄くしたり、付着位置を高くしたりすることで、審美性を改善することができます。

小帯形成術は、比較的簡単な手術で、通常は局所麻酔で行われます。手術時間は30分程度で、日帰りで行うことができます。

小帯形成術をレーザーで行うメリット

小帯形成術をレーザーで行うメリットは、従来のメスを使った手術と比べて、以下の点で優れていることです。

1. 身体への負担が少ない

  • 痛みが少ない: レーザーは、組織を蒸散させる際に、周辺の神経へのダメージが少ないため、術中の痛みや術後の痛みが軽減されます。
  • 出血が少ない: レーザーは、切開と同時に血管を凝固させるため、出血がほとんどありません。そのため、手術中の視界が良好で、手術時間も短縮できます。
  • 腫れが少ない: レーザーは、周辺組織への熱ダメージが少ないため、術後の腫れや炎症が抑えられます。
  • 治癒が早い: レーザーは、殺菌効果があり、創傷治癒を促進する効果もあるため、傷の治りが早いです。

2. 手術が簡便

  • 麻酔が簡略化できる: レーザー治療では、痛みが少ないため、場合によっては麻酔なし、もしくは表面麻酔のみで手術が可能です。
  • 縫合が不要: レーザーで切開した部分は、自然に止血し、傷口がふさがるため、縫合が不要な場合が多いです。
  • 手術時間が短い: レーザー治療は、メスを使った手術に比べて、手術時間が短く済みます。

3. その他

  • 感染リスクの低減: レーザーには殺菌効果があるため、感染症のリスクが低くなります。
  • 精神的な負担の軽減: 痛みが少なく、出血も少ないため、患者さんの精神的な負担を軽減できます。

レーザーを使った小帯形成術は、特に、

  • 痛みに敏感な方
  • 出血しやすい方
  • 手術に不安がある方
  • 小さなお子さん

などにおすすめです。ただし、レーザー治療は、すべての医療機関で受けられるわけではありません。

小帯形成術のメリット

小帯形成術のメリットは、小帯の異常によって引き起こされる様々な問題を改善できることです。主なメリットは以下の通りです。

1. 機能的な改善

  • 発音の改善: 舌小帯が短いと舌の動きが制限され、サ行、タ行、ラ行などの発音が不明瞭になることがあります。小帯形成術により舌の動きがスムーズになり、発音が明瞭になります。
  • 摂食の改善: 舌小帯が短いと、乳幼児の場合は哺乳、幼児期以降は咀嚼や嚥下(えんげ)に影響が出る場合があります。小帯形成術によって、授乳がスムーズになったり、食べ物をうまく噛んだり飲み込んだりできるようになります。
  • 口腔衛生の改善: 上唇小帯の付着位置が高いと、歯ブラシが届きにくく、歯垢が溜まりやすくなります。小帯形成術によって歯ブラシが届きやすくなり、虫歯や歯周病の予防につながります。
  • 呼吸の改善: 舌小帯が短いと、舌が気道を塞ぎやすくなり、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高くなることがあります。小帯形成術によって気道が確保されやすくなり、呼吸が楽になります。

2. 審美的な改善

  • 歯並びの改善: 上唇小帯の付着位置が高いと、歯と歯の間に隙間ができやすくなります。小帯形成術によって歯並びが改善され、審美的に美しい口元になります。
  • 笑顔の改善: 上唇小帯が厚かったり付着位置が低かったりすると、笑顔の時に歯茎が過剰に露出してしまうことがあります (ガミースマイル)。小帯形成術によって歯茎の露出が抑えられ、自然な笑顔になります。

3. その他

  • 精神的な安定: 口腔内の違和感やコンプレックスが解消されることで、精神的な安定につながります。
  • 全身の健康: 口腔内の環境が改善されることで、全身の健康にも良い影響を与えます。