入れ歯治療

きらら歯科の入れ歯治療の特徴

義歯治療の経験豊富な歯科医師が対応

きらら歯科では、従来より入れ歯治療に力を入れております。入れ歯の治療に関しては、経験豊富な歯科医師が対応させていただきますのでご安心下さい。

多数の症例を経験しております

あきる野市きらら歯科では月に50症例ほど(年間で600症例)の入れ歯治療を行っております。そのため多数の症例を経験しているため、豊富な経験をもとに患者様の治療にあたらせていただきます。今まで入れ歯でお困りだった方も一度ご相談にいらっしゃってください。

オーダーメイドの精密入れ歯

きらら歯科では、患者様それぞれにあったオーダーメイドの精密な入れ歯を作成することに力を入れています。

入れ歯は毎日使うものなので違和感が強いものは嫌だと思います。

なるべく違和感がない義歯を作ります

患者様が入れ歯を使用する際に違和感が少なく、話しやすくまた食べ物を食べやすく使っていただくために極力小さく、そして薄く作るように努力しています。

「噛めればいい」だけでなく「ストレスの少ない快適な入れ歯」をめざし精密な入れ歯を作成するよう、歯科医師一同努力させていただきます。

精密な入れ歯を作るために

    • きらら歯科では、精密な入れ歯を作るために、ほとんどの症例(保険の入れ歯・高額な入れ歯ともに)個人トレーという精度よく型をとるためのトレーを作らせていただいております。これは1回通院回数が増えてしまいますが、精度の高い型がない限り精密な入れ歯の作成は出来ないものと考えますので、大切な工程と考えております。
    • シリコン印象材を使用します。歯がぐらぐらしている症例などは寒天アルジネート連合印象を使ったりしますが、適合性がかなり求められる場合にはシリコン印象材という精度のとても高い印象材を使用します。

 なるべく小さめ、薄目に作成します

きらら歯科では、患者様の快適な生活のために出来る限り薄い入れ歯を作成するようにしています。これには歯科技工所との提携がどうしても必要になります。当院ではそのような部分も反映してくださる歯科技工所と提携しております。

上手な技工所と提携

入れ歯製作において大切なことは、歯科医師の技術もそうですが、上手な歯科技工士に製作を依頼するということが大切になります。

入れ歯治療の成功のための7割は歯科技工士の腕にかかっているといっても過言でありません。きらら歯科では、2件の入れ歯製作を専門に行っているラボ(技工所)と提携しております。

今まで開院以来約10件の技工所と取引があり、現在最も上手と思われる2つのラボと提携しております。

義歯の種類

入れ歯にかかる費用は、保険適用される場合と保険適用外では大きく変わってきます。

保険適用義歯

部分入れ歯

部分入れ歯とは、部分的に失ってしまった歯を入れ歯で補う方法です。

部分入れ歯がズレたり外れたりしないように残っている歯にバネを引っ掛け、失った歯の反対側の歯にも支えとなるバネを引っ掛け、上の部分入れ歯では上あごの中央部分に、下の部分入れ歯では前歯裏側の歯ぐきにバーと呼ばれるワイヤーを通すことで構造を丈夫にしています。

総義歯の場合

総入れ歯(フルデンチャー)とは、上下のどちらかの顎で自分の歯がまったくない場合に使われるのが総入れ歯です。 歯が1本も残っていない場合には、総入れ歯(総義歯)による治療になります。 総入れ歯は床(しょう)と呼ばれるピンク色の土台(合成樹脂)の上に人工歯が並んでいて、噛み合わせや、審美を回復させる目的で使います。

自由診療義歯

金属床義歯

歯肉に触れる部分が金属素材で作られた入れ歯(自費診療)です。

レジンよりも薄く作ることができるので、熱が伝わりやすく、食べ物の温度を感じやすいという特徴を持っています。

また、違和感もほとんどありません。薄い割に強度が高く、床に落としても割れる心配はありません。

薄さや軽さの面では、チタン床が最も優れており、費用の点でコバルトクロム床が最も優れています。チタンは金属アレルギーを起こしにくい身体に優しい金属です。

ノンクラスプ義歯

ノンクラスプ義歯(クラスプがない入れ歯)は、部分入れ歯の一種で、通常のメタルクラスプ(留め金)を使用せず、審美性と快適性を重視したデザインが特徴です。以下に、ノンクラスプ義歯の詳細について説明します。

ノンクラスプ義歯の特徴

  1. 審美性
    • 金属のクラスプが見えないため、見た目が自然です。
    • 笑ったり話したりする際に金属が目立つことがありません。
  2. 快適性
    • 柔軟性のある素材(フレキシブルレジンなど)を使用しているため、装着時の違和感が少ないです。
    • 軽量で、口腔内にフィットしやすい設計です。
  3. 適応症例
    • 部分的な歯の欠損に適しています。
    • クラスプが必要な症例でも、適切なデザインと材料を選ぶことで対応可能です。

ノンクラスプ義歯の材料

  1. フレキシブルレジン
    • 柔軟性と弾力性があり、自然なフィット感を提供します。
    • 薄くても強度があり、装着時の違和感を軽減します。
  2. アクリルレジン
    • 通常のアクリルレジンと比較して、審美性が高く、金属アレルギーの心配がありません。
    • 軽量で、色調も自然な歯肉に近づけることができます。

ノンクラスプ義歯のメリットとデメリット

メリット:

  • 高い審美性:金属のクラスプがないため、自然な見た目。
  • 快適性:柔軟性のある材料で、フィット感が良い。
  • 金属アレルギーのリスクがない。

デメリット:

  • 一部の症例では適用が難しい場合がある。
  • 通常の部分入れ歯に比べて、費用が高くなることがある。
  • 材料によっては、耐久性が通常の金属クラスプに劣る場合がある。

コーヌスクローネ義歯

コーヌスクローネ義歯(コーヌスクローネデンチャー)は、部分入れ歯の一種で、高い安定性と審美性を提供する特殊なデザインの義歯です。コーヌスクローネとは、内冠と外冠の二重構造を持つ義歯のことを指します。以下に、コーヌスクローネ義歯の詳細について説明します。

コーヌスクローネ義歯の特徴

  1. 内冠と外冠
    • 内冠(インナークラウン): 自然の歯やインプラントに固定される金属製の冠(クラウン)です。
    • 外冠(アウタークラウン): 内冠に密着して被さる取り外し可能な義歯の部分です。
  2. 高い安定性
    • 内冠と外冠の摩擦力により、非常に安定した装着感を提供します。
    • 通常のクラスプ義歯よりも動きが少なく、しっかりと固定されます。
  3. 審美性
    • クラスプが見えないため、見た目が自然で美しいです。
    • 義歯部分は自然の歯と同じように見えるように設計されています。

コーヌスクローネ義歯のメリットとデメリット

メリット:

  • 高い安定性: 内冠と外冠の摩擦力により、非常に安定した装着感を提供します。
  • 審美性: クラスプが見えないため、見た目が自然で美しいです。
  • 快適性: 通常の部分入れ歯よりも装着感が良く、違和感が少ないです。

デメリット:

  • 費用が高い: 材料や製作工程が複雑なため、通常の部分入れ歯よりも高額です。
  • 製作期間が長い: 内冠と外冠の精密な製作が必要なため、製作に時間がかかります。
  • 適応症例が限られる: 内冠を装着するための歯が健康である必要があります。

コーヌスクローネ義歯の製作

  1. 診断と計画
    • 歯科医師が患者の口腔内を検査し、コーヌスクローネ義歯が適しているかを判断します。
    • 必要に応じて、インプラントや他の治療と組み合わせる計画を立てます。
  2. 内冠の装着
    • 自然の歯やインプラントに金属製の内冠を装着します。
    • 内冠は非常に精密に作られ、外冠とぴったり合うように設計されます。
  3. 外冠の製作
    • 内冠に合うように、取り外し可能な外冠を製作します。
    • 外冠は審美性と機能性を兼ね備えた素材で作られます。
  4. 試着と調整
    • 外冠を内冠に装着し、患者の口腔内でフィット感や咀嚼機能を確認します。
    • 必要に応じて、調整を行います。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャー(implant overdenture)は、従来の入れ歯とインプラントを組み合わせた治療法です。この方法では、インプラントをあごの骨に埋め込み、その上に取り外し可能な入れ歯(オーバーデンチャー)を装着します。以下に、インプラントオーバーデンチャーの詳細について説明します。

インプラントオーバーデンチャーの特徴

  1. 安定性と固定性
    • インプラントにより、入れ歯の固定が強化され、咀嚼力が向上します。
    • 入れ歯のズレや脱落の心配が少なく、快適に使用できます。
  2. 骨の保持
    • インプラントはあごの骨に刺激を与え、骨の吸収(骨の減少)を防ぐ効果があります。
    • 従来の入れ歯よりも骨の健康を維持しやすいです。
  3. 取り外し可能
    • オーバーデンチャーは取り外しが可能であり、日常的な清掃やメンテナンスがしやすいです。

インプラントオーバーデンチャーの種類

  1. バーアタッチメント
    • インプラントとインプラントの間にバーを設置し、そのバーに入れ歯を固定する方法。
    • 高い安定性を提供しますが、構造が複雑になるため費用が高くなることがあります。
  2. ボールアタッチメント
    • インプラントにボール状のアタッチメントを取り付け、入れ歯側に対応するソケットを設置する方法。
    • 比較的簡単な構造で、メンテナンスがしやすいです。
  3. ロケーターアタッチメント
    • 低いプロフィールで、より目立ちにくいアタッチメントを使用する方法。
    • 高い安定性と審美性を兼ね備えています。

インプラントオーバーデンチャーの費用

インプラントオーバーデンチャーの費用は、以下の要因により異なります:

  1. インプラントの本数
    • 使用するインプラントの本数によって費用が異なります。通常、下あごでは2~4本、上あごでは4~6本のインプラントが必要です。
  2. アタッチメントの種類
    • 使用するアタッチメントの種類(バー、ボール、ロケーター)によって費用が異なります。
  3. 地域やクリニックの設備
    • 地域やクリニックの設備、技術によっても費用が変わります。

一般的には、インプラント1本あたり20万円~40万円、オーバーデンチャー全体の治療費は100万円~300万円程度が目安とされています。

メリットとデメリット

メリット:

  • 高い安定性と咀嚼力
  • 骨の吸収を防ぐ
  • 自然な見た目と快適な装着感

デメリット:

  • 高額な費用
  • 手術が必要
  • 定期的なメンテナンスが必要

自由診療義歯治療費用

種類保証期間価格(消費税込)
標準価格
ノンクラスプデンチャー1年350,000円
コンフォート義歯1年400,000円
コバルトクロム床3年500,000円
チタン床義歯3年800,000円
レジン床義歯===50,000円
入れ歯(自費義歯)
義歯修理
===8,000円
コーヌスクローネ義歯
維持装置代金含む
3年1,600,000円
ミリング義歯
維持装置代金含む
3年2,000,000円

入れ歯のメインテナンス方法

細菌が付着します

入れ歯はプラスチックで出来ているため、表面にプラークなどの細菌が付着しますので、洗浄が必要になります。

入れ歯は歯磨き粉をつけないでブラッシングを優しく行ってください。プラスチックが歯磨き粉の粒子で傷つくと汚れが付きやすくなりますので歯磨き粉は使用しないでください。

手入れをしないと口臭の原因に

具体的には口臭の原因などにつながることがあります。

毎日夜間は入れ歯洗浄剤へ

入れ歯洗浄剤を使用していない方の68%が、「普通の歯磨き剤で十分」とお答えになっているそうです。しかし、それは大きな間違いです。普通の歯磨き剤には、研磨剤が含まれています。研磨剤はプラスチックより硬い素材が入っています。

歯磨き粉で磨くとプラスチック製の入れ歯に傷がつきますので、ザラザラし菌がつきやすくなります。菌の温床となった入れ歯を使用すると、カンジダ菌の増殖や臭いのもとになりますので、歯磨き粉を用いて、入れ歯を洗浄するのは控えることをおすすめいたします。

入れ歯洗浄は、入れ歯に付着する菌が臭いや菌の温床にならないように、行う作業になりますので、1日に1度は行うようにしましょう。入れ歯専用ブラシまたは柔らかめの歯ブラシで洗ったのちに洗浄剤に漬けて、殺菌をお願いします。

丁寧に使うことで5年以上清潔に使用することが可能です。

入れ歯の値段について

入れ歯の値段は、材料やタイプ、製作方法などによって異なります。一般的には、次のような価格帯があります

  1. 部分入れ歯
    • 樹脂製の基本的なもの: 5,000円~10,000円
    • 金属フレームのもの: 100,000円~300,000円
  2. 総入れ歯
    • 樹脂製の基本的なもの: 10,000円~20,000円
    • 高品質の素材やカスタマイズされたもの: 200,000円~500,000円以上
  3. インプラント支台式入れ歯
    • インプラント1本あたり: 450,000円
    • インプラントを含む全体の治療費: 1,000,000円~3,000,000円以上

保険適用の場合、費用は大幅に抑えられますが、適用範囲や条件は地域や保険の種類によって異なります。詳細については、かかりつけの歯科医師に相談するのが良いでしょう。

総入れ歯を使用している割合について

総入れ歯を使用している人の割合は、年齢や地域によって大きく異なります。以下に日本および世界の一般的な統計を示します。

日本における総入れ歯使用者の割合

  1. 総入れ歯の使用率(高齢者)
    • 厚生労働省の調査によると、65歳以上の高齢者の約30%が総入れ歯を使用しています。
    • 50歳代では、総入れ歯を使用している割合は約10%以下とされています。
  2. 全世代における使用率
    • 全世代を通じた総入れ歯の使用率は低く、高齢者に集中しています。

世界における総入れ歯使用者の割合

  1. アメリカ
    • アメリカでは、65歳以上の高齢者の約20%が総入れ歯を使用しています。
  2. ヨーロッパ
    • ヨーロッパ諸国でも、65歳以上の高齢者の約20%~30%が総入れ歯を使用しているとされています。