きらら歯科での歯周病治療の流れ
歯周病は生活習慣病でもあるので、1本の歯だけが歯周病にかかるということはあまりなく、全体的に進行している場合が多いものです。
パノラマレントゲン(全体的にお口の中を写すことのできるもの)を撮影することにより、全体的な歯周病の進行度合いを確認します。
また症例や、患者様に応じて小型のフィルム(デンタルフィルムといいます)を10枚使用し、精密なレントゲン検査を行う場合もあります。
歯周ポケットを測定します
歯周ポケットは、ポケット探針(ポケットプローブ)という先の細い器具を使用して測定させて頂いております。
歯周ポケットは1歯につき、1点~6点程度確認させていただき、もっとも深い部分を数値として記載させていただきます。またウォーキングプロービングという全体的な最深部を測定する方法で、局所的な深いポケットの見落としがなるべくないように確認させていただいております。検査は痛くなく、軽くチクチクする程度です。
歯周ポケットとは
歯周病になるとポケットが深くなります。
- 健康:0.5mm~3mm
- 境界域:3ミリ
- 歯周病:4ミリ以上
現在の歯周病の進行度合いを説明します
検査ののちに、担当歯科衛生士により、患者様の歯周病の現在の状態を説明させていただきます。そして以下の件について詳しく説明させて頂きます。
①このまま放置するとどうなるのか
②治療はどのように行っていくのか
③メインテナンスの頻度について
ブラッシング方法のアドバイス、歯石除去を行います
患者様それぞれに適切なブラッシング方法、メインテナンス方法を歯科医師あるいは歯科衛生士よりアドバイスさせて頂いております。
歯石の除去を行い、必要に応じてSRPといって歯肉の内部の歯石の除去を行います。
歯石の除去
メインテナンス
回復した口腔環境を維持するために
「なぜ治療が終わっても通わないといけないのか?」このような疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
実は、治療終了後約3か月で、元の細菌数の30%が戻ってくることが証明されています。どんなに歯磨きをしても、お口の中を無菌状態することは不可能ですから、細菌が存在する以上は再発のリスクを抱えているのです。
そのため、再発リスクを減らし、治療後の口腔内の健康的な状態を維持するためにも、メンテナンスは非常に重要となります。
当院ではお口の中の状況に応じて1か月~3か月程度のメインテナンスをお勧めしています。