こんにちは。 あきる野市にありますきらら歯科で副歯科衛生士長をしております小林です。 本日は歯磨きをする際の、歯ブラシを歯面に当てる力についてお話させていただきます。 1.適切なブラッシング圧 適切な歯ブラシを歯面に加える力は約100〜200g程度と言われています。 当てたときに毛先が広がらない程度が目安です。 過度に力を加えてしまうと毛先が広がり清掃効果を下げる原因になります。 また、歯面が磨耗して知覚過敏や楔状欠損になる可能性もあります。 2.楔状欠損 歯と歯茎の境目の「歯頸部」と呼ばれる部位が楔状にえぐれてしまうものです。 強い噛み合わせや歯ぎしり・食いしばり、過度なブラッシング圧や粗い研磨剤の継続的な使用により引き起こされてしまいます。 歯頸部はエナメル質が薄いので削れてしまうと、知覚過敏になりやすいのです。 症状が出たり審美的に気になる場合は修復などの処置を行います。 3.歯ブラシの持ち方 歯ブラシの持ち方には種類があります。 ・ぐっと握るように持つ「パームグリップ」 ・ペンを握るように持つ「ペングリップ」 力が入りやすい方はペングリップだと力加減が暖和されます。 また、ペングリップは細かい操作がしやすい特徴があります。 4.歯ブラシの交換時期 歯ブラシの交換時期は1ヶ月に1度が目安です。 毛先が広がってきたら交換しましょう。 これよりも早い段階で広がる場合は、ブラッシング圧が強い可能性もあります。 毛先が広がった状態の歯ブラシは清掃効果を下げる原因になります。 歯磨きの方法など、ご相談ございましたらお気軽にスタッフにお声掛けください。