歯医者の型取りが苦手な方へ|光学スキャンでより快適な歯科治療が可能になりました
歯の治療で行う「型取り」が苦手という方は、決して少なくありません。
従来の歯科治療では、アルジネートやシリコーンと呼ばれる粘土状の材料を専用のトレーに盛り、お口の中に入れて歯型を採る方法が一般的でした。しかし、型取り材がお口の奥まで入ることで、「気持ち悪くなってしまう」「吐き気が出やすい」「固まるまで待つのがつらい」と感じる患者さまもいらっしゃいます。
そのような方におすすめなのが、口腔内スキャナーを使用した光学スキャンによる歯型の採取です。
光学スキャンとは、小型のカメラをお口の中に入れ、歯や歯ぐきの形を連続して撮影することで、コンピューター上に立体的な歯型を作る方法です。従来のように粘土状の材料をお口いっぱいに入れる必要がないため、型取りが苦手な方でも、比較的快適に検査を受けていただけます。
2026年6月から保険診療での対象が拡大
2026年6月の保険診療の改定により、光学スキャンを使用できる治療の範囲が広がりました。
これにより、保険診療で製作するCAD/CAM冠やCAD/CAMインレーなど、1本の歯に装着する白い被せ物や詰め物の治療において、光学スキャンを活用できるケースが増えています。
CAD/CAM冠とは、歯科用のコンピューターを使って設計・製作する白い被せ物です。また、CAD/CAMインレーは、虫歯を削った部分に装着する白い詰め物です。歯の位置やかみ合わせ、残っている歯の量など、一定の条件を満たす場合に保険診療で使用できます。

「できるだけ銀歯を避けたい」「自然な色の歯で治療したい」という方にとっても、選択肢の広がる治療方法です。
光学スキャンのメリット
光学スキャンの大きなメリットは、患者さまの負担を軽減しやすいことです。
粘土状の型取り材を使用しないため、嘔吐反射が強い方や、型取りに不安を感じる方にも適しています。また、撮影したデータは、その場でモニター上に表示されます。歯の形やスキャンできていない部分を確認しながら進められるため、必要な部分だけを追加で撮影することも可能です。
従来の型取りでは、型取り材の変形や気泡などによって、採り直しが必要になることがありました。光学スキャンでは、歯の形をデジタルデータとして記録できるため、より効率的で精密な補綴物の製作につながります。
きらら歯科でも、光学スキャンを使用した治療を受けた患者さまから、「以前の型取りより楽だった」「思っていたより短時間だった」「これなら次回も安心して受けられる」といった声をいただいています。
すべての治療に使用できるわけではありません
光学スキャンは非常に便利な方法ですが、現在のところ、すべての治療に使用できるわけではありません。
保険診療では、主に1本単位のCAD/CAM冠やCAD/CAMインレーなどに利用します。複数の歯がつながったブリッジや、歯ぐきの深い位置まで型取りが必要な場合、入れ歯の製作などでは、従来の型取りが必要になることもあります。
また、唾液や出血が多い場合、歯の状態やかみ合わせによっては、光学スキャンよりも従来の型取りが適していることがあります。使用できるかどうかは、お口の状態を確認したうえで歯科医師が判断いたします。
型取りが不安な方もご相談ください
きらら歯科では、口腔内スキャナーを活用し、患者さまの負担をできるだけ少なくした治療を心がけています。
「型取りが苦手で歯医者に行くのをためらっている」「以前、型取りで気持ち悪くなったことがある」「銀歯ではなく白い歯で治療したい」という方は、診察の際にお気軽にお申し出ください。
歯の状態や保険適用の条件を確認し、光学スキャンを使用できるかどうか、治療方法や費用について分かりやすくご説明いたします。
デジタル技術を活用した、より快適で精密な歯科治療を、ぜひきらら歯科でご体験ください。
