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ストローマンインプラントの治療期間

ストローマン|世界的に信頼性が高いインプラント

ストローマンインプラント(Straumann Implant)は、世界的に最も信頼性が高いインプラントシステムです。優れた表面性状態(SLActive®など)や独自のデザインにより骨との結合が早く安定しやすいとされています。 ただし、実際の「治療期間」は患者さんの口腔内の状況や骨の状態によって変動しますので担当医に確認してください。

ストローマンインプラントBLT
SLActive(SLアクティブ)

SLActiveは、スイスのストローマン社が開発したインプラント表面処理技術で、骨との結合を大幅に促進する特徴を持っています。
SLActiveの最大の特徴は、インプラント表面が超親水性を持ち、血液やタンパク質が瞬時に勝負あります。その結果、骨の形成が早くなり、従来6〜8週間かかる骨結合が3〜4週間まで短縮されます。
また、SLActiveは骨の再生をスムーズに進めます。そのため、治療のスピードを求める症例に適しています。特に、糖尿病患者や喫煙者など、骨の治癒能力が低いケースにおいても、高い成功率を示しています。
SLActiveは、従来のインプラントよりも早く安定した骨結合を実現し、難症例にも適応しやすいという点で、現代のインプラント治療において非常に優れた技術の一つと言います

ストローマンインプラントのブランド力

一般的なインプラント治療の流れ

  1. 診断・治療計画
    • レントゲンやCT撮影、口腔内検査などを行い、治療方針を決定します。
    • この時点で骨の量や質、隣の歯や噛み合わせなど総合的にチェックされます。
  2. インプラント埋入手術
    • 歯肉を開いて顎の骨にインプラント体を埋め込みます。
    • 対して痛みは局所麻酔を行い、必要に応じて静脈内鎮静法などを施すこともあります。手術時間は短期間や症例によりますが、1本であれば30分〜1時間程度が目安です。
  3. 治癒期間(オセオインテグレーションの待機)
    • インプラントと顎の骨がしっかり結合するのを待ちます。
    • ストローマンのSLActive®表面などは従来よりも骨との結合が早くなり、6〜8週間程度で一次的な安定を得られるケースもあります。
    • 従来のSLA®表面でもおよそ2〜3ヶ月は待つことが多いです。
    • 骨造成(GBR)など補助手術を併用した場合や骨質が悪い場合は、3〜6ヶ月程度待機することもあります。
  4. アバットメント装着・型取り・上部構造の製作
    • インプラントが十分に骨と結合し、二次手術(アバットメント結合)を行います。
    • 歯茎の治癒を待って、型を取って最終的な人工歯(クラウンなど)を作成します。
  5. 上部構造の装着・調整
    • 人工歯を装着して噛み合わせを調整し、完成となります。

治療期間の目安

  • 単独植立で骨の状態が良好なケース
    • およそ3〜4ヶ月前後
    • SLActive®表面などを使って初期荷重を入れる場合は、2ヶ月程度で上部構造装着可能となることもあります。
  • 骨の量が不足していて骨造成を行うケース
    • 6ヶ月以上かかる場合もある
    • 骨造成の範囲・治癒能力によって大きく変わります。
  • 即時負荷(抜歯即時埋入・即時荷重)を行うケース
    • 条件が揃えば抜歯したその日にインプラントを埋入し、仮歯を装着する場合があります。
    • ただし、適応症例は限定的であり、術後の注意・管理がより重要です。
    • 最終的な上部構造までの期間は短縮できることもありますが、通常より慎重な経過観察が必要です。

治療期間を決める主な要素

  1. 骨の質・量
    • 骨がしっかりしているか、インプラントを十分に保てる量があるかによって待機期間が変わります。
    • 骨造成が必要な場合はインプラント埋入と同時、あるいは分割して行うため、治療期間が延びることもあります。
  2. 全身状態・喫煙習慣
    • 糖尿病などの持病がある場合や喫煙者の場合、治癒が遅れやすく、期間が延びる可能性があります。
    • また、全身状態によってはインプラント手術自体が制限される場合もあります。
  3. 複数本のインプラント埋め込みや連結ブリッジ
    • 今後が増えるほど手術時間も長くなり、待機期間型や取り、補綴物製作にも時間を割く場合があります。
  4. 審美エリアかどうか
    • 前歯などの審美エリアでは、歯肉の形態を整えながら最適なクラウンを製作するために仮歯を調整する期間が必要となり、慎重に進むことが多いです。

まとめ

  • ストローマンインプラントでは、表面性の進化により従来よりも初期に上部構造を装着できる可能性があります。
  • 一般的には3〜6ヶ月程度を目安に治療計画が組まれますが、骨造成の関係者や患者さん個人のリスクファクターによっては6ヶ月以上をしっかりとすることもあります。
  • 即時負荷が可能なケースや審美治療で時間をかけるケースなど、多様な治療法がありますので、まずは歯科医院で検査を受け、担当医と十分に相談しながら計画を立てることが重要です。

監修者

渡部 和則

歯科医師。東北大学歯学部を卒業後、大手歯科医療法人で分院長を務め、歯科医療の最前線で豊富な臨床経験を積む。その後、東京都あきる野市に『きらら歯科』を開院し、歯科医師24名体制の総合歯科医院へと発展させる。専門領域は一般歯科、インプラント、矯正歯科など幅広く対応し、最新の歯科医療技術を積極的に導入。また、次世代の歯科医師の指導・育成にも力を注ぎ、歯科医療の水準向上に寄与している。
患者中心の医療を理念とし、高度な医療機器の導入とエビデンスに基づく診療を徹底し、質の高い治療を提供している。

【所属学会】
日本歯周病学会|日本補綴歯科学会|日本歯内療法学会|インビザライン認定医|日本先進インプラント研究会|日本口腔インプラント学会|インプラント再建歯学研究会

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