マウスピース(スプリント)療法とは、就寝時や日中に装着する透明な装置を用いて、顎関節への負担を軽減する治療方法です。
マウスピース治療の目的
- 歯ぎしり・食いしばりを防ぐ
- 顎関節や咀嚼筋の負担を軽減
- 関節円板の位置を整え、スムーズな顎の動きをサポート
- 顎の筋肉の緊張をほぐし、痛みを軽減
マウスピースを装着することで、顎関節への負担を軽くし、症状を改善する効果が期待できます。
【当院の顎関節症マウスピース治療の流れ】
診察・カウンセリング
まずは、顎の状態を詳しく診察し、症状の原因を特定します。口を開ける際の動き、顎の痛み、関節音の有無などを確認します。

💡 重要なチェックポイント
✔ 口の開閉時の痛みや違和感
✔ 咀嚼筋(噛む筋肉)の緊張具合
✔ 歯ぎしり・食いしばりの有無
✔ 生活習慣やストレスの影響
マウスピースの作製
症状に合わせて、患者様専用のオーダーメイドのマウスピースを作製します。

💡 当院で作製するマウスピースの種類
🔹 ナイトガード(就寝時用)
- 就寝中の歯ぎしり・食いしばりを防ぐ
- 顎関節の負担を軽減し、筋肉の緊張を和らげる
🔹 スプリント療法(関節円板の位置を調整するタイプ)
- 顎関節のズレを修正し、関節の動きをスムーズにする
- 日中の使用も可能(症状に応じて推奨)
💡 保険適用のマウスピースも対応可能!
顎関節症のマウスピース治療は、保険適用で作製できる場合があります。詳しくは診察時にご相談ください。
マウスピースの装着・調整
完成したマウスピースを装着し、適切にフィットしているか確認します。
必要に応じて調整し、快適に装着できるように仕上げます。

経過観察・フォローアップ
マウスピースを使用していく中で、顎の症状が改善しているかを定期的に確認します。
👨⚕️ 経過観察のポイント ✔ 痛みが軽減しているか
✔ 口の開閉がスムーズになっているか
✔ 関節音が減少しているか
必要に応じて、マウスピースの調整や追加の治療を行います。
マウスピースが顎関節症に効果がある主な理由
マウスピースが顎関節症に効果がある主な理由は以下の通りです。
顎関節や筋肉への負担軽減
マウスピース(スプリント)を装着することで、上下の歯の接触が分散され、噛み合わせのアンバランスや不自然な力が緩和されます。その結果、顎関節や顎周囲の筋肉にかかる負担が減り、痛みや炎症を軽減します。
歯ぎしり・食いしばりの抑制
顎関節症の多くは、睡眠中の歯ぎしり(ブラキシズム)や食いしばりによって悪化します。マウスピースは歯ぎしり時に生じる強い力を吸収・緩和することで、顎関節への過度な圧力を抑え、関節の負担を和らげます。
顎関節の安静化・関節円板の整復促進
マウスピースは顎関節の安静なポジションを保つ役割も果たします。これにより、関節円板(ディスク)の位置異常を改善し、顎関節が本来の正常な位置に戻りやすくなります。
噛み合わせの一時的改善
マウスピースを装着することで噛み合わせの不調和を一時的に調整し、安定した顎の位置を作り出します。これにより顎関節周囲の筋肉の緊張を緩和し、痛みや可動域制限が改善されます。
習慣的な顎の悪い使い方の矯正
日常的な噛み癖や悪い習慣(無意識に歯を噛みしめる習慣)をマウスピースが抑制し、顎関節への慢性的なダメージの蓄積を防ぎます。
【マウスピース治療の効果が期待できる人】
✅ 歯ぎしり・食いしばりが原因の顎関節症の方
✅ 夜間の歯ぎしりが強く、朝起きると顎が疲れる方
✅ ストレスが原因で無意識に噛み締める癖がある方
✅ 軽度~中等度の顎関節症の方