薬効
歯科用局所麻酔剤
一般名
メピバカイン塩酸塩注射液 Scandonest
性質
メピバカインはアミノアミド型の局所麻酔薬です。
メピバカインは適度な麻酔発現時間、中等度の持続時間を有する麻酔薬です。1960年代からアメリカ合衆国で使用されだしたもので、主に浸潤麻酔局所麻酔のために使用されます。弱い末梢血管収縮作用があります。
表面麻酔作用はありません。
剤形
注射剤
薬価
92.00
規格
3%1.8mL1管
メーカー
日本歯科薬品
毒劇区分
(劇)
効能・効果
歯科・口腔外科領域の浸潤麻酔
使用制限等
1.
類薬で過敏症の既往歴、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴
記載場所:
使用上の注意
注意レベル:
禁止
2.
血管攣縮の既往、高血圧、甲状腺機能亢進、心不全、糖尿病、動脈硬化、全身状態不良、心刺激伝導障害、重症肝機能障害、重症腎機能障害
記載場所:
使用上の注意
注意レベル:
慎重投与
3.
呼吸器疾患、肥満、全身状態不良
記載場所:
使用上の注意
注意レベル:
注意
副作用等
1.
ショック、徐脈、不整脈、血圧低下、呼吸抑制、チアノーゼ、意識障害、心停止、アナフィラキシーショック、振戦、痙攣、中毒症状、一過性異常感覚、持続的異常感覚、疼痛、知覚障害、運動障害、神経学的疾患
記載場所:
重大な副作用
頻度:
頻度不明
2.
眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、ショック、中毒、悪心、嘔吐、過敏症、蕁麻疹、皮膚症状、浮腫
記載場所:
その他の副作用
頻度:
頻度不明
3.
中毒症状、ショック、神経障害、中毒、中枢神経系症状、心血管系症状、不安、興奮、多弁、口周囲知覚麻痺、舌のしびれ、ふらつき、聴覚過敏、耳鳴、視覚障害、振戦、意識消失、全身痙攣、低酸素血症、高炭酸ガス血症、呼吸停止、血圧低下、徐脈、心筋収縮力低下、心拍出量低下、刺激伝導系抑制、心室性頻脈、心室細動、心室性不整脈、循環虚脱、心停止、痙攣、心機能抑制
記載場所:
使用上の注意
頻度:
頻度不明
相互作用
1.
薬剤名等:
抗不整脈薬
発現事象:
中枢神経系及び心臓に対する副作用が増強
理由・原因:
両剤の抗不整脈作用及び局所麻酔作用が、併用により相加
投与条件:
-
指示:
慎重投与
2.
薬剤名等:
鎮静剤
発現事象:
痙攣発作、呼吸停止
理由・原因:
-
投与条件:
過量に併用
指示:
注意
3.
薬剤名等:
鎮痛剤等
発現事象:
痙攣発作、呼吸停止
理由・原因:
-
投与条件:
過量に併用
指示:
注意
4.
薬剤名等:
クラス3抗不整脈薬
発現事象:
心機能抑制作用が増強
理由・原因:
作用が増強
投与条件:
-
指示:
注意