治療の内容(小さな詰め物か、神経の治療か、大きな被せ物かなど)によって多少異なりますが、一般的な注意点をまとめました。ぜひ参考にしてください。

1. 麻酔が効いている間(治療直後~数時間)
最も注意が必要な時間帯です。麻酔は通常1〜3時間ほど効いています。特に下の歯の麻酔をするとしびれが強く出ます。


- 食事は控える: 唇、舌、頬の内側の感覚がありません。誤って噛んでしまい、大きな傷を作ってしまう危険があります。感覚が完全に戻るまで、食事は控えてください。
- 熱い飲み物に注意: 熱さを感じにくいため、火傷をする可能性があります。飲むなら常温の水やお茶にしましょう。
- 触らない: 感覚がない場所が気になって、指や舌で触ったり吸ったりしがちですが、傷つけたり腫れたりする原因になるので避けましょう(特にお子様の場合)。
2. 食事・飲み物について(麻酔が切れたあと当日)


麻酔が切れたら食事をして大丈夫ですが、少し注意が必要です。
- 最初の食事は柔らかいものを: うどん、おかゆ、ヨーグルト、スープなど、あまり噛む必要のない柔らかいものがおすすめです。
- 避けるべきもの:
- 硬いもの: せんべい、ナッツ、氷など(詰めたばかりの材料が欠けたり、歯に負担がかかります)。
- 粘着性の強いもの: キャラメル、ガム、お餅など(詰め物が取れる原因になります)。
- 刺激が強いもの: 極端に熱い・冷たいもの、辛いものは、治療直後の神経を刺激して痛みを引き起こすことがあります。
- 噛む場所: 念のため、治療した歯とは反対側の歯で噛むように意識すると安心です。
3. 痛みや「しみる」感じについて
治療後、しばらくの間は違和感や痛みが出ることがあります。


- 冷たいものがしみる: 歯を削った刺激で神経が過敏になっているため、数日間〜1週間程度は冷たい水などがしみることがあります。むし歯が深かったり、金属を使用する治療を行った後に起こりやすいです。徐々に落ち着くことがほとんどですので、様子を見てください。
- 噛むと痛い・響く: これも治療の刺激による一過性の炎症であることが多いです。数日は硬いものを避け、安静にしてください。
- 噛み合わせが高い気がする: 麻酔が切れた後、「治療した場所が先に当たって高い気がする」と感じることがあります。数日経っても気になる場合は、歯医者さんに連絡して調整してもらってください(放置すると歯に負担がかかります)。
- 痛み止め: 歯科医院で痛み止めが処方された場合は、指示通りに服用してください。
4. 詰め物・被せ物について


- 仮の詰め物(仮フタ)の場合: 次回の治療までの「仮」のフタは、取れやすい材料でできています。ガムやキャラメルは絶対に避け、その歯で強く噛まないように注意してください。もし取れてしまった場合は、早めに歯科医院に連絡してください(放置するとバイ菌が入ったり、歯が動いたりします)。
- 完全に接着するまでの時間: 詰め物の種類によっては、完全に固まるまで時間がかかるものがあります(特に金属の詰め物をセメントでつけた直後など)。当日は過度な負担をかけない方が無難です。(※最近主流の光で固める白いプラスチック(レジン)は、治療直後から強度は出ています。)
5. 歯磨き・口腔ケア


- 当日の歯磨き: 治療した部分も歯磨きをして大丈夫ですが、当日は優しく磨いてください。強くこすりすぎないように注意しましょう。
- フロス・歯間ブラシ: 詰め物や被せ物をした直後は、フロスを通す際に引っかかって詰め物が取れてしまうリスクが少しあります。通すときは慎重に、引き抜くときは横からスッと抜くようにすると安全です。
⚠️ こんな時はすぐに歯医者さんへ連絡を!


以下の症状がある場合は、我慢せずに歯科医院に相談してください。
- ズキズキとした激しい痛みが続く(何もしていなくても痛い)。
- 痛みが日に日に増してくる。
- 治療した歯の周辺が腫れてきた。
- 詰め物や被せ物が取れてしまった(取れたものは捨てずに持参してください)。
- 麻酔が翌日になっても切れない、しびれが残っている。
治療後の歯はデリケートです。少しの間いたわってあげることで、良い状態を長く保つことができます。どうぞお大事になさってください。
ご不安な症状がある場合
このような場合は、早めに当院までご相談ください。
きらら歯科では治療した歯を長く健康に保つため、定期的なチェックとメンテナンスをおすすめしています。メンテナンスで汚れを取り、歯の表面を鏡面研磨することで細菌の付着を防ぎ虫歯の再発を予防することが出来ます。
