インレー修復法治療手順
(1日目)
表面麻酔を行います
インレー修復法の7割くらいは麻酔が必要になります。
そのため最初に表面麻酔を塗布します。味がピリピリしますが、表面麻酔は全く痛くありません。
表面麻酔は、歯には全く効きませんが歯の周囲の歯茎を麻痺させることにより、麻酔の針を刺した時の痛みを軽減することができます。
電動麻酔器などを使用し麻酔を行います
薬液注入のスピードをゆっくりコントロールできる麻酔器を使用して麻酔を行います。
麻酔薬の中に「心臓がドキドキする成分」が入っているため、もし以前そのようなことがあった際には
② 虫歯の部分だけを削る
あの誰もが知る「キーン」という歯を削る機械(タービン)で削ったり、小さな耳かきのような器具で削っていったりします。タービンの音はちょっと我慢して下さい。 虫歯をとった後は穴があきます。ここでレジン修復法ができるか検討します。以下はできすにインレー修復法になった場合の説明です。
③ インレーを入れるための特殊な穴づくり(窩洞形成:かどうけいせい)
インレーが歯にくっついて長持ちをするための特殊な穴(インレー窩洞)になるよう、削って加工しなくてはなりません。
④ 型取り
窩洞形成が終わったら型取りです。
ⅰ 型どり
ⅱ はずすとこんな感じです。
ⅲ 石膏模型
⑤ 仮のフタを入れておきます。
麻酔が切れると削ったところはしみるので仮のフタをつけておきます。透明な餅のようなフタです。取れないように気をつけて1週間過ごして下さい。
1日目はこれでおしまいです。次回は1週間後です。
(2日目) ⑦ インレーの調整
石膏模型にはジャストサイズのインレーですが、微少ながら実際の歯と形がずれて完成してきます。インレーを少し削って歯にぴったりに合わせなくはなりません。これは調整といって多かれ少なかれ必ずやる過程です。
ちょっと削って、歯に合わせ、ちょっと削って、歯に合わせ・・・・。数回繰り返してジャストフィットを目指していきます。
⑧インレーを接着剤で歯にset
接着剤が硬化した後、余剰部分が残らないように除去作業をします。念のため、30分程度は食事しないでください。
以上でインレーの治療手順は終りです。