e-max(イーマックス)とは
e-max(イーマックス)は、セラミックの中でも審美性が特に優れている素材です。
透明感が高く、天然の歯以上に美しい仕上がりを目指すことができます。
全体をe-maxだけで形づくることも、e-maxでできた土台の表面を通常のセラミックで覆うこともあります。
歯科用プラスチックとガラス(ニケイ酸リチウムガラスセラミック)を主成分にしたセラミックを混ぜ合わせた素材です。
天然歯と近い色調に合わせられ、変色せず、審美性に優れています。強度が高く、奥歯の使用にも向いています。金属アレルギーの心配もありません。
e-maxの強度は通常のセラミックと比較すると3~4倍で、天然歯のエナメル質に近いです。 1,000MPa前後あるジルコニアセラミックには劣りますが、十分な強さを持っています。
e.maxプレスは曲げ強度が400MPaで一般的な陶材の3~4倍あり、審美性にも優れています。
e-maxクラウンの寿命は
セラミック素材の耐用年数は、一般的に5~10年くらいと言われています。
e–maxは強度に優れてはいますが、素材としての寿命は他のセラミックと大きく変わりません。 ただし実際にどれくらい持つのかは、使用状況や設置する位置、歯ぎしりや食いしばりの程度、メンテナンスの有無などにもよります。
e-max治療の流れ
通院回数の目安として、2~3回ほど通っていただくことが多いです。
【1回目】現在の歯の状態を詳しく検査し費用や歯の色などをご相談します
【2回目】歯の形態修正、型取りを行い、仮歯・仮の蓋を装着いたします。
【3回目】噛み合わせの癖など経過も診断した上で、最終的な被せ物・詰め物を装着いたします。
リスク・副作用
詰め物をはめた歯の破折、セラミックの欠けが起こる可能性がありますが、適切なメンテナンス・咬合調整を行えば、ほとんど問題ありません。