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舌みがきで口臭予防

口臭(生理的口臭)は、舌についた汚れである舌苔(ぜったい)が主な原因といわれています。

健康な人の口臭原因は舌にあり

口臭を予防には、「舌みがき」で舌苔を除去するのが効果的です。歯みがきの後、専用の舌ブラシやハブラシを、鏡を見ながら舌の「奥から手前」に軽い力で動かして掃除します。舌は思いっきり前に出すのがコツ。1日1回、朝に行うことがおすすめです。

自分の口臭が気になること、ありませんか?

日本人の約8割が口臭を気にしているという結果がライオンの研究で出ています。健康な人の口臭(生理的口臭)は、舌についた汚れである舌苔(ぜったい)が主な原因といわれています。口臭を防ぐためには、毎日の歯みがきで口の中を清潔に保つことがもちろん基本ですが、舌も掃除をして「舌苔」を取り除くことが大切です。

「舌苔」は細菌のかたまり

舌苔は、細菌や食べかす、はがれた粘膜などが舌の表面に付着してできた白い苔状のかたまりです。舌の表面には舌乳頭(ぜつにゅうとう)という細かい突起がたくさんあり、この中に食べかすや口の中ではがれた粘膜がたまり、細菌のすみ家になっています。

舌苔のつき方は人によって様々です。舌の一部だけにつく人、舌全体に広がってつく人、奥の方だけに厚くつく人など、舌苔の付着する範囲や量は人によって異なります。また、同じ人でもその時の体調などによって、舌苔が多くつく時と、あまりつかない時があるようです。

舌磨きの正しい方法を紹介します。舌の汚れ(舌苔)は口臭や味覚の低下の原因となるため、適切なケアが重要です。

舌磨きの方法

1. 舌ブラシまたはやわらかめの歯ブラシを使用

• 舌専用のブラシやスクレーパーが理想ですが、ない場合は毛先がやわらかい歯ブラシでも可。

2. 朝の歯磨き後に行う

• 舌苔は寝ている間にたまりやすいため、朝のケアが効果的。

3. 鏡を見ながら、奥から手前に優しくこする

• 舌の奥に汚れが溜まりやすいので、奥から前に向かって軽くこする。

• 強くこすりすぎると舌を傷つけるので注意。

4. 1~2回で十分(やりすぎ注意)

• 強く何度もこすると舌の粘膜が傷つき、かえって汚れがつきやすくなる。

• 1日1回程度でOK。

5. 水または口をすすいで終了

• 洗口液(ノンアルコールのものがベター)で仕上げると、さらに口臭予防に効果的。

注意点

  • 舌が赤く傷ついたり、痛みがある場合はすぐに中止する。
  • 白い舌苔が厚く取れにくい場合は、全身の健康状態をチェックすることも大切(例:胃腸の不調、脱水など)。
  • 口臭の原因が舌苔ではない場合もあるため、気になる場合は歯科医院で相談を。
  • 舌磨きは適度に行い、舌を傷つけないようにすることがポイントです。
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