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インプラントでの人工骨補填材料

インプラントの際の骨造成について

インプラントを希望していても、「顎の骨が少ない」などを理由に治療を断られる可能性があります。

一般的にインプラント治療を適切に行うには、インプラント体を埋入するための顎の骨が必要になります。その骨大きさは少なくとも骨の幅で約6mm、高さで少なくとも8mm程が必要になりますが、骨の量が十分でなく、インプラント治療ができないと言われる患者さんも多くおられます。

そのような問題を解決する治療として、手術により顎の骨を増やす「骨造成(こつぞうせい)」という手段があります。今回は骨造成の概要、手術の流れやメリット・デメリットについて解説いたします。

骨造成とは

骨造成とは、顎の骨が不足している場合に骨を増やすための手術の総称で、インプラントを安全に埋め込むために行われます。歯周病や加齢により骨が足りないと、インプラントが安定せずトラブルの原因になります。
当院ではGBR法(骨誘導再生法)を採用し、自家骨や人工骨補填材を使用して骨を再生。人工膜で覆い、数ヶ月の治癒期間を経て骨が増加します。他院で断られたケースでも、骨造成によりインプラント手術が可能になる場合があります。

骨造成のメリットとデメリット

骨造成のメリット

  1. 十分な骨量を確保できる
    骨の突き抜けやインプラントの露出といったトラブルを防ぎ、手術の安全性が向上します。
  2. 長期的な安定が期待できる
    理想的な位置にインプラントを埋入でき、噛み合わせや審美性・機能性が向上し、長期間の使用が可能になります。
  3. 歯ぐきのバランスが整う
    骨の増加により歯ぐきの位置も改善され、見た目の美しさを回復できます。

骨造成のデメリット

  1. 治療期間が長くなる
    骨の再生に数ヶ月の治癒期間が必要なため、治療全体の期間が延びます。
  2. 費用負担が増加する
    骨造成手術により追加の治療費が発生し、経済的負担が大きくなります。
  3. 手術侵襲が大きくなる
    通常のインプラント手術と比較して手術時間が長く、術後の腫れや痛みが強くなる場合があります。
  4. 適応とならない患者様もいる
    喫煙習慣や糖尿病等の全身疾患のある方は治癒が適切に進まない場合があり、他の治療法(入れ歯・ブリッジ)をご提案することもあります。
  5. 合併症のリスク
    感染や移植材料の脱落など、骨造成特有の合併症が生じる可能性があります。

信頼の人工骨「サイトランスグラニュール」を使用しています

きらら歯科では、インプラント治療や歯周病による骨吸収への対応として、人工骨補填材「サイトランスグラニュール(Cytrans Granule)」を使用しています。

サイトランスグラニュール

この材料は、国内で開発・製造された高品質な人工骨であり、生体親和性や骨再生能力に優れていることから、全国の歯科大学病院や専門機関でも広く使用されている信頼性の高い製品です。

骨が不足している部位にインプラントを行う際に使用

歯を失った部位にインプラントを埋入するためには、十分な顎の骨の高さや厚みが必要です。しかし、歯周病や外傷、長期間の欠損放置により骨が吸収されてしまっている場合、そのままではインプラントを安定させることができません。こうしたケースでは、インプラント治療の成功率を高めるために「骨造成(GBR)」と呼ばれる手技を行い、不足した骨を補う必要があります。

GBR法(Guided Bone Regeneration/骨誘導再生法)とは、骨が不足している部分に自家骨や人工骨補填材を入れ、特殊な膜(メンブレン)で覆うことで、骨の再生を促す治療法です。数ヶ月の治癒期間を経て骨が新生され、インプラント埋入に適した土台を作ることができます。

吸収性の人工骨です

この骨造成に用いる材料のひとつが、人工骨である「サイトランスグラニュール」です。主成分はβ-TCP(β-リン酸三カルシウム)で、人の骨と類似した構造をもち、体内に吸収されながら自家骨と置き換わっていくという特性があります。そのため、安全性が高く、治癒後にはご自身の骨として自然に取り込まれるのが大きな利点です。

サイトランスグラニュールは顆粒状のため、欠損部にしっかりと充填しやすく、複雑な形状の部位でも操作性に優れています。骨形成をサポートするだけでなく、手術後の安定性も高く、多くの症例で良好な骨再生を実現しています。また、きらら歯科ではこの人工骨を使用する際、適切な膜(メンブレン)との併用や術後管理を徹底し、感染リスクを最小限に抑えた上で、安全かつ確実な治療を行っています。

顆粒状です

さらに、当院では骨造成に関しても専門知識を有する歯科医師が対応しており、インプラント手術を安心して受けていただける体制を整えています。術前にはCT撮影やシミュレーションを行い、骨の状態を正確に把握したうえで最適な治療計画をご提案いたします。サイトランスグラニュールを使用するかどうかも、診査・診断の結果に基づいてご説明し、患者様としっかり相談した上で決定いたします。

「骨が足りないからインプラントは難しい」と他院で言われた方も、ぜひ一度きらら歯科にご相談ください。最新の骨再生材料と治療技術によって、これまで難しかった症例でもインプラントが可能となるケースがあります。

安心・安全なインプラント治療のために、きらら歯科では信頼の人工骨「サイトランスグラニュール」を採用し、皆様の健康と笑顔を支えています。

サイトランスグラニュール使用後の待機期間の目安

上顎の場合

  • 待機期間:約5~8ヶ月
  • 上顎は骨が柔らかく再生に時間がかかるため、比較的長い治癒期間を要します。
  • 上顎洞に近い位置(サイナスリフト併用など)の場合は6~9ヶ月待つケースも。

下顎の場合

  • 待機期間:約4~6ヶ月
  • 下顎は骨密度が高く、比較的骨再生が早いため短めの治癒期間で済む傾向があります。
  • 小規模な骨造成であれば3~4ヶ月で埋入可能な場合もあります。

インプラント治療の費用

自費料金保証期間
その他
価格(消費税込)
標準価格
①インプラント体
(人工歯根)
===30万円
②アバットメント
(支台部分)
ジルコニアクラウン
5年15万円
①+②合計費用(1本)45万円
ポンティック
ブリッジにする場合
12万円
相談===無料
CT撮影・診断オペ代金に含む無料
Xガイドオペ代金に含む無料
ストローマンガイド
オペ代金に含む無料
人工骨サイトランス
グラニュール
4万円
メンブレンサイトランス
エラシールド
3万円
メンブレンテルダーミス3万円
他院のインプラント
上部構造の再製作
5年15万円
他院のインプラント
アバットメント及び
上部構造の再制作
5年25万円
他院でつけた
インプラントの
冠の付けなおし
===1万円
他院のインプラント
抜糸
===3,000円
他院のインプラント
消毒
===1,000円
インプラント前提
抜歯
骨造成
サイトランス
テルプラグ
双方使用
5万円
インプラント前提
抜歯
骨保護
テルプラグ使用15,000円
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