抜歯後の過ごし方が、その後の回復を大きく左右します。以下の注意点を守っていただくことで、順調に治癒が進み、痛みや腫れ、感染症のリスクを軽減できます。
抜歯後の注意点|あきる野市きらら歯科
下記は、抜歯後の注意点です。親知らずに限らず、抜歯後の注意点は同じです。ただ、不安なことがあったり、痛みが引かない場合には当院へお気軽にご連絡下さい。
- 【出血について】 抜歯後の出血は通常1~2時間で止まりますが、出血が続く場合は、清潔なガーゼをしっかりと噛んで圧迫止血してください。それでも止まらない場合は、当院にご連絡ください。
- 【うがいについて】 抜歯当日は激しくうがいをしないでください。強いうがいは血餅(かさぶた)が取れてしまい、治癒が遅れる原因になります。優しく口をすすぐ程度にしましょう。
- 【飲食について】 抜歯後、麻酔が効いている間(約2~3時間)は飲食を控えてください。麻酔が切れた後も、熱いものや刺激物、硬い食べ物は避け、柔らかくて食べやすいものを摂るようにしましょう。
- 【飲酒と喫煙について】 抜歯当日の飲酒と喫煙は絶対に控えてください。アルコールや喫煙は血行を悪くし、傷口の治りを妨げたり、感染症のリスクを高めたりします。
- 【運動・入浴について】 抜歯当日は激しい運動を避け、安静にしてください。また、入浴は血行を促進し出血を招くため、軽めのシャワー程度にとどめてください。
- 【痛みや腫れについて】 痛みや腫れがある場合は、冷たいタオルなどで患部を軽く冷やすと効果的です。ただし、長時間の冷却は避け、冷やしすぎには注意してください。
- 【薬の服用について】 処方されたお薬は指示通り服用してください。特に抗生剤は感染症予防のため、必ず飲み切るようにしましょう。
- 【歯磨きについて】 抜歯当日は傷口周辺の歯磨きを控えましょう。翌日からは傷口を避けて、丁寧に歯磨きを再開してください。
抜いた日は安静にして下さい
歯を抜くと出血し、その後にかさぶたになります。それまでは血が出やすくなっているので、アルコールの摂取、運動、長時間の入浴は避けましょう。血行が良くなってしまい、出血しやすくなってしまいます。
抜いた部位は触らないで下さい
舌や食べ物、水などで抜いた穴に触れないように極力気をつけて下さい。かさぶたが気になるかもしれませんが、剥がしてしまうとばい菌に感染してしまう恐れがあります。(注意していれば、過度に怖がる必要はありません。)
うがいは行わないで下さい
激しくうがいをしてしまうと、かさぶたができなくなってしまいます。また、かさぶたができても取れてしまうことがあります。ですので、うがいは24時間は行わないで下さい。歯磨きも、歯磨き粉なしで行うようお願いします。
腫れた時の対処法
抜歯を行うと腫れることがあります。下顎の歯を抜歯しえた際に腫れることが多いです。もし腫れた際には、濡れタオルなどを使って軽く冷やすと腫れる度合いを少しは減らすことが出来ます。腫れが酷い場合には、早急にご連絡をお願いします。
出血が止まらない場合には
ガーゼや丸めたティッシュを噛むと、30分程度で出血が止まる場合がほとんどです。切開を加えた時など、つばに滲む程度の状態が翌朝まで続くこともありますが腫れを最小限に抑える処置ですので安心してください。長時間止まらない場合には、ご相談下さい。