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精密根管治療

保険適用内で可能な精密根管治療の範囲

① 拡大鏡(ルーペ)を用いた治療

  • 歯科医師が治療部位を肉眼よりも数倍拡大して確認できるため、治療の精度が向上します。
  • マイクロスコープも必要に応じて使用することもあります。
  • 保険適用可能です。

② ニッケルチタン(NiTi)ファイルを用いた治療

  • ニッケルチタン製の柔軟性の高い器具を用いることで、複雑な根管形態でもより正確で安全な治療が可能です。
  • 令和2年より、一部NiTiファイルが保険適用となっています。

③ 電気的根管長測定器の使用

  • 根管の長さを正確に測定し、治療の精度を向上させる器具です。
  • 保険内での使用が認められています。

④ 根管充填材料

  • 根管内を隙間なくしっかり封鎖するためのテクニックです。
  • 一部の治療法は保険適用されています。
  • 当院では、保険診療でもレジン系シーラーやMTAシーラーを使用して長期的に安定する治療を行っております。

近年歯科医学の進歩は目覚ましく、マイクロスコープやCT・ニッケルチタンファイルを併用して扱うことにより、正確な診査診断・治療が可能になりなってきております。

こちらの治療技術を併用して現在では精密な根管治療が可能になりました。きらら歯科では保険診療の範囲でも使い捨てのNITIファイル(ニッケルチタンファイル)を使用して、出来る限り精度の良い根管治療を行っております。

根管治療について

歯の神経の処置や、神経を取った歯の予後が悪くて再治療を行うことを「根管治療」と言います。根管治療とは歯科の専門用語では歯内療法学といいます。

当院では根管治療の際に、特に大臼歯の治療の際に「必要に応じて」精密根管治療を行うことが出来ます。

超弾性ニッケルチタンファイル

根管治療では、リーマーファイルと呼ばれるヤスリのような器具で、歯の内部の根管を拡大・洗浄します。根管はミクロン単位で複雑に湾曲していたり枝分かれしています。

微小で複雑な根管の汚れを確実にとるには、汚れを取るパワーと根管にフィットするしなやかさが必要です。

当院では、ウェーブワンREファイルワンと言うニッケル製のファイルと電動モーターを併用しています。(2020年度よりREファイルワンに変更を行いました。)

超弾性ニッケルチタンファイルは、非常に柔軟性が高く、しなやかに曲げることができます。

また電動モーターは、レシプロケーション対応の機器を使用しています。しっかりと汚れをとるパワーを備え、ある一定以上の負荷がかかると一時停止・逆回転して、組織の削りすぎを防ぎます。

精密根管治療の費用について

精密根管治療を自由診療で数万円の費用いただいてる歯科医院もありますが、当院では保険適応で精密根管治療が可能となっております。

3割負担の方で途中の消毒薬の交換の金額を含まない場合です

  • 通常の根管治療(大臼歯の場合)
    • 抜髄596点
    • EMR60点
    • 根管充填122点
    • 加圧根管充填208点
    • デンタル(電)58点
    • 計1044点→約3200円程度
  • 精密根管治療
    • 歯科用3次元エックス線断層撮影1170点
    • 抜髄596点
    • EMR60点
    • 根管充填122点
    • 加圧根管充填208点
    • 手術用顕微鏡加算400点
    • デンタル(電)58点
    • 計2556点→約7700円程度

上記のように約4500円程度の価格の差が出てきます。歯の根の治療は米国では約30万円するため、これでもかなりの安価となっています。

マイクロスコープを使用(自由診療)

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使う事で肉眼とは比べ物にならないくらいに精密に歯の状況を把握できます。最大20倍に拡大し根管内を詳しく確認することが可能です。

そのため歯髄や汚染物質の除去を徹底することができ、そのことは治療の精度に深くかかわります。

きらら歯科での取り組み

きらら歯科では保険診療を中心に、保険適用範囲内でできるだけ質の高い根管治療をご提供しています。特に拡大鏡の積極的な使用や電気的根管長測定器の導入などにより、患者様にとってより精密で安心な治療を心がけております。

また、より高度な精密根管治療をご希望の患者様には、自費診療によるマイクロスコープを使用した根管治療もご案内していますので、お気軽にご相談くださいませ。

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