きらら歯科では出来るだけ白い歯での治療を行います
銀歯の入っていないきれいな笑顔は自信にもつながり、積極的な毎日を送れるようになると言われています。
保険適用で白い歯での治療を、きらら歯科では出来るだけ患者様に提供しております。
白い歯の治療と銀歯治療
「むし歯」を治せば治すほど、お口の中が銀歯でキラキラしてくる・・・それが昔の歯科治療でした。
従来より使用される銀歯は12%金銀パラジウム合金といい、キラキラ輝き、金属アレルギーの原因ともなる材料でした。利点としては強いということと、錆びにくいところでしょうか。
昔は噛めればそれでしょうがない・・・という時代でしたが、21世紀になった今は見た目(審美性)も重要な時代になってきました。
そのため2020年頃より保険診療でも「白い歯」が可能になってきました。
具体的にどのような治療があるのか
むし歯のサイズによって、白い歯での治療は主に2つの治療法があります。
- CR充填治療(コンポジットレジン充填治療)
- CADCAM冠治療
どちらの治療法も当院では至極一般的な治療で日々行なっております。特にCADCAM冠治療は院内に複数の技工士・CADCAM装置を有する当院の最も得意とするところです。
小さな虫歯を直す際の保険適用のコンポジットレジン充填
小さな虫歯治療や前歯の修復に使われる場合、コンポジットレジン(白い合成樹脂)が使用されます。
むし歯の部分を削り、光で固まる白い材料を直接充填します。この治療法を専門用語で「CR充填(シーアールジュウテン)」と言います。
※CR=コンポジットレジン(日本語で複合樹脂)
コンポジットレジン治療の適応のむし歯
治療後も自然な見た目の白い歯を保つことができます。この材料は幅広い症例に使用することが出来ますが、欠点は、小さな虫歯の治療にしか使用できないということです。
コンポジットレジン治療適応の場所
以下のようにある程度の大きさのむし歯に対して、幅広く対応可能です。
きらら歯科でのこだわり
高品質な充填材料の使用
CR充填に使用する材料は3M社製フィルテックシュープリームウルトラという高品質な材料を使用しています。3M独自のナノテクノロジーとレジンテクノロジーが「簡単」、「綺麗」、「輝く」を実現しています。光の波長より小さな、1ミクロンの1/1000というナノサイズのフィラーを結合させるナノテクノロジーを駆使した材料です。
高品質な接着剤の使用
3M™ スコッチボンド™ ユニバーサル プラス アドヒーシブ ユニドースという接着剤を使用しております。3M独自の様々な材料に強く接着する「VMSテクノロジー」が進化しています。そのためスコッチボンド™ ユニバーサル プラス アドヒーシブは歯質・各種材料に接着可能です。
優れたぬれ性と歯質浸透性によって、治療部位にも塗り広げやすく、塗りムラや液だまりなどの発生リスクを抑えます。均一な被膜(約 5µm)のため審美修復に適しています。
そしてビトラボンド コポリマーの配合最適化によって、乾燥が難しい歯面においても安定した接着力を発揮します。また、う蝕影響象牙質(虫歯の影響を受けた歯)へもしっかり浸透し、健全象牙質と同等の接着力を発揮します。
保険適用のCADCAM冠・CADCAMインレー
保険適用のCADCAM(キャドキャム)冠・CADCAM(キャドキャム)インレーは、前歯および小臼歯・そして大臼歯(一部)に使用されます。2024年6月保険改正で大臼歯の適用範囲がかなり広がりました。
これも白い素材でできているため、自然な見た目を保つことができます。
どの程度の虫歯が適用か
CADCAM冠は削る部分が比較的多いため、ある程度の大きさの虫歯からが適応となります。大きなむし歯でも、根管治療を行った上で被せることが可能です。
CADCAM冠とCADCAMインレーについて
CADCAM冠は、歯を全体的に覆う被せ物をいいます
CADCAM冠(キャドキャムカン)は、大きなむし歯や、特に神経を処置してある歯などに被せることの多い治療法です。全体的に覆うため、歯が守られ再度の虫歯になりにくく、しっかり被せるために外れにくいという利点があります。
CADCAMインレーは、歯の中にかたどりした後にはめ込む詰め物をいいます
CADCAMインレー(キャドキャムインレー)は、やや大きなむし歯(神経のある歯)に詰めることの多い治療法です。歯の内側(In)を削りそこにはめ込む(Lay)から、インレーと呼んでいます。
CR充填よりも、隙間が空きづらいため、二次う蝕(二次むし歯:一度治療したところが再度虫歯になること)になりにくい特徴があります。隣接歯との接触面を含む窩洞(複雑なもの)に限り製作が可能です。
CADCAM冠の特徴
- 利点
- 見た目が歯と同じような色をしておりきれいです
- 金属を使用しないため金属アレルギーの症状が出ることがありません
- プラスチックの歯と比べると汚れが付きづらいため清潔
- 硬すぎることがないため噛み合う相手の歯を痛めることがありません
- 従来100,000円近くかかった治療が保険適用のため10,000円以下で可能となりました。
- 欠点
- 強い力がかかったときに割れることがありますので、力がかなりかかる部位や歯ぎしりをされる方はおススメ出来ません
- ブリッジには使用できません
- 接着しづらいため、金属の歯よりも外れやすいという欠点があります(その際にはまた付け直せば大丈夫です)
- 長期間経過すると若干ではありますが色の変化を認めます
快適な装着感
CAD/CAM技術によって精密に作られるため、適合性が高く、歯にしっかりフィットします。
装着後の違和感が少なく、日常生活での使用感も快適です。
優れた材質
ハイブリッドセラミックスとは、セラミックス(陶磁器)の良さ「美しさ・強さ」とレジン(歯科用プラスチック)の良さ「耐衝撃性・粘り」両方の良いところを合わせ持った、人工の歯の素材です。
当院で使用しているCAD CAM冠ブロックは微細なフィラーを採用することにより精密な表面性状を獲得することができております。そのため表面の研磨性が優れておりステインやプラーク等の付着を防ぐことができます。
歯科技工士が色を確認します
きらら歯科では、歯科技工士が、前歯などの審美領域のCADCAM冠を作成する際に、実際の患者様にお会いして色を決めることが出来ます。そのためご要望を出来るだけ反映した色・形の歯を提供することが可能になっています。
短期間での治療
CAD/CAM冠は、デジタル技術を用いて作られるため、従来の手作業によるクラウン作成に比べて製作時間が短縮されることが多いです。最短で翌日装着することも可能です(要確認)
CADCAMインレー・CADCAM冠の素材
CADCAM冠と言っても、全て同じ材料で製作しているわけではありません。使用する部位・審美的要求度に応じてTYPE2〜TYPTE5までの材料を使い分けています。
CAD/CAM冠用材料(Ⅱ)
小臼歯(前から4番目・5番目の歯)に使用する材料です。バランスの取れた基本となる素材です。
CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)
大臼歯(奥歯)に使用する材料です。
大臼歯のCADCAM冠用ブロックは、フィラー(ガラスなどの細かい粒)添加が多く、曲げ強さ、硬さも強くできています。そのため、小臼歯と比べると材料は高めですが強い強度を持ちます。
CAD/CAM冠用材料(Ⅳ)
前歯に使用するCADCAM冠用材料で、グラデーションがかかっており、本物の歯のような高い審美性を有します。
CAD/CAM冠用材料(Ⅴ)
大臼歯(奥歯)に使用する材料です。PEEK冠(ピークカン)とも言われます。ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を使用したクラウンのことです。
PEEKはイギリスで製作された高強度プラスチックで、航空機や自動車の部品に使われるような素材です。
- 金属と同じくらい薄くても製作可能なので歯を削る量が少ない
- 金属アレルギーの患者様に使える
- 従来のCAD/CAMより割れにくい
デメリット
- 透明感がなく白すぎて見た目が悪い
CADCAM冠費用について
保険を適用できる歯に制限はありますが、CAD/CAM冠(キャドキャム冠)は、品質、見た目の自然さ・美しさを加味すると、非常に質のわりに安価といえます。
患者様にとってメリットの多いかぶせ物のひとつとして、当歯科医院ではCAD/CAM冠(キャドキャム冠)をおすすめしています。
前歯の場合(計8500円)
- 型どりの際(754点)3割負担の方で2500円程度(再診料その他管理料込みの目安)
- セット(歯が入るとき)の際(1883点)3割負担の方で6000円程度(再診料その他管理料込みの目安)
小臼歯の場合(計7500円)
- 型どりの際(754点)3割負担の方で2500円程度(再診料その他管理料込みの目安)
- セット(歯が入るとき)の際(1561点)3割負担の方で5000円程度(再診料その他管理料込みの目安)
大臼歯の場合(計8000円)
- 型どりの際(754点)3割負担の方で2500円程度(再診料その他管理料込みの目安)
- セット(歯が入るとき)の際(1749点)3割負担の方で5500円程度(再診料その他管理料込みの目安)
CADCAM治療で良く頂く質問
きらら歯科ではCADCAM冠治療について日本全国の患者様からお問い合わせのご連絡を頂いております。こちらで良く頂く質問についてご回答させていただきます。
Q CADCAM冠は透明感などありますか?
CADCAM冠は、もともとのご自身の歯やセラミックに比べると若干透明感にかけますがキレイです。
色のパターンが、限られているのでご自身の歯にベストマッチする色を選ぶことができない場合があります。
CADCAM冠は持ちますか?
適切な削り方・適切な接着方法を行うことである程度長期的に使用することが可能と考えられます。ただ銀歯と比較し割れたり外れたりするリスクは高いといえます。
ただ外れたらつけに来ていただければ大丈夫です。
Q CADCAM冠は連結出来ますか?
CADCAM冠は単冠(1本だけで他と繋がっていない歯)のみの保険適用となります。そのため連結した歯は製作することができません。
連結したい部分の歯で、保険であれば、金銀パラジウムのメタル、保険外で白い歯が良い場合にはジルコニアが第一選択となります。
Q CADCAM冠でブリッジを製作することは出来ますか?
CADCAM冠は単冠(1本だけで他と繋がっていない歯)のみの保険適用となります。
実は技術的にはブリッジを製作することは可能なのですが、保険の適用に認められていないためブリッジを製作することはできません。
ブリッジで白い歯を希望される患者様はジルコニアブリッジ(保険適用外)をお選びいただくことになります。
※現状CADCAM冠の強度がそれほど強くないためブリッジ保険導入されていないものと思われます。今後ブリッジにもCADCAM冠が適用される可能性はあります。