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矯正ワイヤーは0.018と0.022どちらがオススメか

矯正ブラケットのスロットサイズ(0.018インチ vs 0.022インチ)の選択について、それぞれのメリット・デメリットとおすすめの状況をまとめます。

① 0.018インチスロットの特徴

メリット

• 歯の精密な移動や仕上げに適している

• 細いワイヤーでもスロットとの隙間(遊び)が少なく、トルクなどを効果的に発揮できる

デメリット

• スロットが小さいため、太いワイヤーが入りにくく、移動量が大きい症例では歯の動きに制約がある場合もある

• ワイヤーを頻繁に交換するなど調整頻度が増えることもある

② 0.022インチスロットの特徴(世界的な主流)

メリット

• 幅広いワイヤーサイズが使え、臨床上の柔軟性が高い

• 太いワイヤーを使えるため、効率的に大きな歯の移動が可能

• スライディングメカニクスがスムーズに行えるため、MBT法など現代の多くの矯正システムに適している

デメリット

• 細いワイヤー使用時はスロットとの間に遊びが生じるため、精密な仕上げ調整に多少時間がかかる場合がある

「1インチ(inch)」とは、長さを表す単位の一つです。1インチ(inch)=25.4mm(ミリメートル)=2.54cm(センチメートル) 矯正でよく使うワイヤースロットサイズの「0.018インチ」や「0.022インチ」は、このインチ表記を用いています。 0.018インチは約0.457mm・0.022インチは約0.559mmです。矯正材料や機器ではアメリカ由来の製品が多いため、インチ表示が使われています。

おすすめの選択(結論)

現在の矯正臨床では「0.022インチスロット」が圧倒的に主流です。

MBT法やスライディングメカニクスなど効率的な治療を希望する場合、また多くの症例に幅広く対応したい場合は0.022インチがおすすめです。一方、精密な歯の移動を特に重視する症例(特に小児矯正や一部の成人症例)では0.018インチを選択する場合もあります。結論としては、一般的な矯正臨床を考える場合、より柔軟性があり主流の『0.022インチスロット』がおすすめです。

矯正歯科におけるワイヤーの太さの発音方法

代表例:

• 0.016インチ → 「ゼロ・イチハチ」

• 日常臨床では「ゼロいち はち(ゼロイチハチ)」または「ゼロテンゼロイチハチ」と読む場合もあります。

• 0.018インチ

• 「ゼロイチハチ」または「ゼロテンゼロイチハチ」

• 0.022インチ

• 「ゼロニーニー」または「ゼロテンゼロニーニー」

実際の臨床でよく使われる読み方の例:

• 0.012 →「ゼロイチニ」

• 0.014 → 「ゼロイチヨン」

• 0.016 →「ゼロイチロク」

• 0.017×0.025 →「ゼロイチナナ・ゼロニゴ」

実際の矯正臨床の場面:

通常は「ゼロイチハチ」「ゼロニニ」と短く読みます。

明確にサイズを伝える場面では「ゼロテンゼロイチハチ」「ゼロテンゼロニニ」と正確に読むこともありますが、一般的には「ゼロイチハチ」「ゼロニニ」で十分に通じます。

矯正ワイヤーの太さを英語で発音する場合は、以下のように読みます。

一般的な発音(英語):

• 0.012インチ

「oh-one-two(オー・ワン・ツー)」

• 0.014インチ

「oh-one-four(オー・ワン・フォー)」

• 0.016インチ

• 「oh-sixteen(オー・オーワンシックス)」

またはシンプルに「sixteen(シックスティーン)」

• 0.018インチ

• 「oh-one-eight(オー・ワン・エイト)」

または簡略して「eighteen(エイティーン)」

• 0.022インチ

• 「oh-two-two(オー・トゥー・トゥー)」

またはシンプルに「twenty-two(トゥエンティートゥー)」

• 0.017×0.025インチ(矩形ワイヤーの場合)

• 「seventeen by twenty-five(セブンティーン・バイ・トゥエンティファイブ)」

実際の矯正臨床の場面:

• 通常は「エイティーン」「トゥエンティツー」など、簡略な発音で呼ばれることが多いです。

• 正式な表現をする場合は「oh-one-eight」「oh-two-two」などと正確に発音しますが、日常会話では短縮された言い方で十分通じます。

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