小児のブラッシング指導(TBI)

むし歯や歯肉炎は、正しい歯の磨きかたで防ぐことが出来ます。きらら歯科では、お子さまが “自分で歯を守る力” を身につけられるよう歯科衛生士が「歯の磨き方」をご指導しています。

きらら歯科では、年齢や成長段階に合わせた丁寧な歯磨き指導・予防歯科を行っています。
きらら歯科が大切にしている小児歯科の理念

きらら歯科では、小児の歯磨き指導を単なる「歯の磨き方の説明」ではなく、将来のむし歯・歯周病予防へつながる生活習慣づくり として位置づけています。また歯磨きというと「歯ブラシ」を想像するとおもいますが「デンタルフロス」を使用しないと歯の間のむし歯は防げません。
子どもたちの口腔環境は成長とともに大きく変化します。乳歯が生えそろう時期、永久歯が混在する時期、歯列が完成に向かう時期など、それぞれで予防すべきポイントは異なります。そこで当院では、以下の3つを柱として指導を行っています。

- 年齢・発達段階に合わせた無理のない指導
- 保護者さまと一緒に取り組む家庭でのケアの強化
- 「歯磨き=楽しい」につながる体験づくり
これらを徹底することで、「歯医者が苦手なお子さま」でも、自然と予防習慣が身につくよう支援しています。
年齢別の歯磨き指導の内容
きらら歯科では、お子さまの成長段階に合わせて具体的な指導を行います。同じ“歯磨き”でも、0~2歳、3~6歳、7歳以上で大きくポイントが変わります。
0〜2歳:歯が生えはじめた時のケア
乳歯は生えた瞬間からむし歯のリスクがあります。当院ではこの時期から歯磨きに慣らし、保護者さまが優しく仕上げ磨きを行えるようサポートします。

- ガーゼ磨きの方法
- 歯ブラシの選び方(ヘッドの小さいもの、毛の硬さなど)
- だっこ姿勢や寝かせ磨きのコツ
- 歯磨きを嫌がる時の対応
- フッ素塗布の必要性と頻度
特に「嫌がらずに歯磨きできるようにする」ことを第一目標とし、無理に押さえつけず、遊びの延長で取り組める方法をご提案します。
3〜6歳:自分磨きと仕上げ磨きの二本立て
この時期は“自分で磨く”練習が始まります。しかし自分磨きだけではどうしても磨き残しが出るため、仕上げ磨きは必須です。当院では以下のポイントを中心に指導します。

- 正しい歯ブラシの持ち方(鉛筆持ち)
- 小さく動かす“横磨き”の習得
- 奥歯の噛む面・溝の磨き方
- 歯と歯の間のむし歯を防ぐフロス習慣
- 仕上げ磨きの正しいやり方
- 歯並びに応じた磨き方の調整
- フッ素塗布の必要性と頻度

特に永久歯の第一大臼歯(6歳臼歯)は生えたばかりで溝が深く、むし歯になりやすい歯です。そのため、「6歳臼歯の重点磨き」を丁寧にご説明します。
7歳以上:自立に向けた“磨き残しゼロ”の習慣
永久歯が増え、歯列が大きく変化する時期です。このタイミングで適切な磨き方が身につくと、大人になってからのむし歯リスクが大きく減ります。
当院では以下を中心に指導します。
- 歯垢染色剤を使った磨き残しチェック
- 親から子へ、子から自分へケアの主導権を移す方法
- 学校生活の中でもできるセルフケア
- 歯並び・矯正中の磨き方のポイント
- 電動歯ブラシの使用アドバイス
この頃のお子さまには、自主性が芽生える年齢に合わせ、「どうすればキレイに磨けるか」 を自分で考えて取り組めるようにサポートします。
きらら歯科の歯磨き指導が選ばれている理由
歯科衛生士による丁寧で実践的な個別指導
当院では経験豊富な歯科衛生士が、口腔内を拝見しながら磨き残しの傾向を分析し、一人ひとりに合った進め方を指導します。
- 染め出しで“どこが苦手か”を可視化
- 実際に歯ブラシを持って練習
- 歯並びに合わせた個別アドバイス
- 保護者さまが自宅で実践しやすい方法を提供
「動画より分かりやすい」「家での磨き方が安定した」と多くの保護者様からご好評いただいております。
子どもが“こわくない・楽しい”と感じる工夫
小児歯科で最も大切なのは「嫌がらずに来院できる環境」です。
当院では以下のような工夫を取り入れています。
- やさしく丁寧な声かけ
- 子どもが怖がらない器具の説明
- 痛みの少ない診療(表面麻酔・細い針・電動麻酔器)
- 頑張ったお子さまへの小さなごほうび
- 清潔で明るい院内環境
歯医者嫌いのお子さまでも安心して通えるよう、スタッフ全員でサポートしております。
保護者さまにお伝えしている家庭でのポイント
歯磨き指導は、医院だけでなく家庭での継続が何より重要です。
当院では以下のポイントをお伝えしています。
● 仕上げ磨きは「小学校3〜4年生」までが理想
永久歯の生え替わりが落ち着くまでは、磨き残しを防ぐため仕上げ磨きが必要です。
● 間食の時間を決める
だらだら食べはむし歯リスクを大幅に高めます。
● フロスは毎日
特に乳歯列は歯と歯が密着しているため、隣接面むし歯が多く発生します。
● フッ素入り歯磨き粉を使用
年齢に応じた濃度をアドバイスします。
● 定期検診は3〜4か月ごと
生え替わりの時期は特にむし歯ができやすいため、定期チェックが欠かせません。
執筆者
むし歯は治療するよりも、予防する方がはるかに簡単で、痛みもないため、お子さまの負担が少なくて済みます。「どのように磨けばいいかわからない」「仕上げ磨きの正しい方法を教えてほしい」「歯並びが心配で磨けているか不安」など、どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。
