インプラントの寿命は?
インプラントの寿命は、「インプラント体」と呼ばれる顎の骨と結合するための部品が外れたときに訪れます。
インプラントの平均的な寿命は、インプラントを埋め込んだ場所、埋入を行った条件(歯周病の有無など)によって違ってきます。 また、使用するインプラントメーカーによって異なります。 しかし、インプラントの累積残存率は10年で9割を超えています。 20年でも7割程度残るという報告もあり、長期的に機能させた例は多数存在します。
一般的には10年~15年とされていますが、日々の手入れを怠ってしまうと寿命に届かず、早い段階で使えなくなってしまうこともあるでしょう。
インプラントの普及率は?
日本のインプラント普及率は全体の約2.7%
厚生労働省が2016年に実施した「歯科疾患実態調査」によると、インプラント装着者の全体割合は約2.7%であることが分かっています。 内訳としては40代で約1.75%、50代で約2.1%、60代で約3.45%、70代で3.55%、80代で2.7%となっています。
インプラントは抜歯してからどのくらいで行えますか?
基本的には抜歯から1~2ヶ月後にインプラントを埋入することが多いです。 他にも歯茎と顎の骨が回復するのを待ってからインプラントを埋入するため、3~4ヶ月かかる方法も存在します。 歯茎と顎の骨が完全に治癒するのを待つ場合は、6ヶ月以上を待つ必要があるので、より時間がかかってしまいます。
インプラントの手術は痛いですか?
「インプラント治療は手術を行う」と聞くと、どうしても身構えてしまいがち。 しかし、手術中はほとんど痛みを感じませんし、術後の痛みも個人差はありますが1~2週間程度で治まります。抜歯と同程度あるいは、抜歯よりも少ない痛みと言われることが多いです。
親知らずの抜歯と比較してどうですか?
インプラントの治療は、親知らずの抜歯と比べると短く、インプラント1本の埋入時間は約15分から20分ほどです。 治療後の痛みと腫れに関しても、下顎の埋まった親知らずの抜歯と骨造成をしない通常のインプラントを比べると、親知らずの抜歯のほうが痛みや腫れが強く、長く続く場合がほとんどです。
インプラントの手術後の腫れはどのくらいですか?
腫れの期間は手術後2~3日ほどで、1週間ほどで腫れも引くことがほとんどです。 ただし歯肉や骨の移植を行った場合は1週間から10日程度腫れが続く場合があります。
インプラントの抜糸はいつ頃ですか?
抜糸するタイミング 抜糸は切り開いた傷口が治癒したタイミングで行います。 一般的には、縫合から1週間〜10日後に行うことが多く、遅くとも2週間後には完了しておくと安心です。
インプラントの手術後の歯磨きはいつからが良いですか?
インプラント手術後は抜糸をするまでの約1~3週間、歯磨きやうがいで手術部位を刺激しないように注意するのが基本です。 治りかけていた傷口が開いて、傷の治りが悪くなってしまう可能性があるからです。