歯はどうして変色するの?
歯はもともと白くなくわずかに黄ばみをおびた色をしています。
肌の白さが人によって違うように、歯の色にも黄色みや赤みがあり個人差があります。茶渋やたばこのヤニ、磨き残しなどによる歯の表面の着色については、それらの付着物を取り除くことにより歯の本来の白さを取り戻すことが可能です。
内因性着色と外因性着色について
歯の変色の原因には、大きく分けると「外因性」と「内因性」の二つに分けることができます。
外因性
虫歯による歯の変色
歯と歯の間にできた虫歯が進行した場合や、神経が死んでしまった歯の場合など、エナメル質を通して黒ずんで見えることがあります。 このような変色は虫歯の治療をすればきれいにすることができます。
内因性
薬(テトラサイクリン)による変色
歯の形成期にテトラサイクリンを服用すると変色が起こります。変色の程度により第1度から第4度に分類され、ホワイトニングの対象は、第2度までです。第3度では根気よくホワイトニングを繰り返すことでおおむね対処できますが、第4度ではホワイトニングで目立たなくする程度です。第3第4度では、ラミネートベニアの選択をお勧めします。
神経を取った後の変色
虫歯治療などの際、取り残した神経が腐って変色をおこします。内部からの漂白、または、さし歯により対処します。