あきる野市きらら歯科では、表面麻酔の塗布など様々な方法を駆使して「なるべく痛みのない治療」を行なっております。
痛みのない麻酔
- 表面麻酔を使用します
- 麻酔液を人肌に温めてから使用します
- なるべく細い針を使用します
- ゆっくり麻酔をすると痛みが少ないため、丁寧な麻酔を行っています。また針のない麻酔器も保有しています(シリジェット)
- 麻酔薬も、症状に合わせて数種類準備しています
- 麻酔が効かない強い炎症があるときには無理に処置を行いません
表面麻酔の使用
当院では、麻酔をする際には、必ず表面麻酔を塗ります。
プロネスパスタアロマというイチゴの香りのする表面麻酔薬を塗布させていただきます。表面麻酔を使い、刺入時の痛みを軽減しています。また抗菌成分が入っているため、麻酔を刺したことによる感染を起こすリスクを減らすことができます。
細い注射針を使用
歯科用麻酔薬の針のサイズについて
歯科治療における麻酔注射は、治療中の痛みを軽減するために欠かせないものです。その際に使用される針のサイズは、患者さんの痛みを最小限に抑える上で重要な要素の一つです。当院では痛みの出にくいと言われる「なるべく細い注射針」を使用しています。
針のサイズの単位と意味
歯科用麻酔針のサイズは、ゲージ数(G)で表されます。ゲージ数が大きいほど針は細くなります。例えば、30Gよりも33Gの方が細い針です。きらら歯科では30Gと33Gを使用しています。
なぜ細い針が好まれるのか?
痛みの軽減: 細い針は、皮膚を貫通する際の痛みを軽減することができます。
出血の減少: 細い針は、血管を傷つける可能性が低いため、出血が少ない傾向にあります。
患者さんの心理的な負担軽減: 細い針を使用することで、患者さんは心理的な負担を軽減し、治療に対しての不安を減らすことができます。
針のサイズの選び方
針のサイズは、麻酔の種類や注入する部位、患者さんの状態などによって異なります。きらら歯科での浸潤麻酔(歯の周囲に麻酔薬を浸透させる麻酔)では、30G~33G程度の細い針が使用されることが多いです。
30G: 比較的太い針ですが、麻酔薬の注入量が多い場合や、硬い組織に麻酔を注入する場合などに使用されます。
31G: 30Gと33Gの中間の太さで、汎用性が高い針です。
33G: 比較的細い針で、多くの歯科医院で標準的に使用されています。
35G: 極細の針で、痛みを極力抑えたい場合に使用されます。
麻酔薬を温めます
また麻酔薬を人肌程度に温めることにより痛みを軽減しております。
それでも麻酔が効かないとき
どうしても麻酔が効かない場合もまれにあります。どんなときかというと・・・
麻酔が効かなかったときの対処法
麻酔が効いていないときには、すぐに伝えて下さい。
歯根膜麻酔を行います
対処法として歯根膜(しこんまく)麻酔をこすこともあります。麻酔を歯根膜に注射することで、効き目を促進させることができるのです。加えて薬の量も少なく済みます。このように必要に応じて適切な対処をしていきます。
麻酔がどうしても効かない時は治療を行いません
しかしそれでも麻酔が効かない場合にはその日の治療を中断して薬を処方し、炎症や痛みが収まってから治療をしていきます。
もし効きそうな場合には麻酔を適量のみ追加していきます。またはあと少しで終わりそうな場合は、少し我慢して頂く場合もあるかもしれません。
なぜ痛くなると麻酔が効きにくくなるのか?
炎症による組織の酸性化
痛みがある部位は炎症を起こしており、組織が酸性に傾いています。麻酔薬は中性の状態で効果を発揮するため、酸性化した組織では効果が弱まってしまいます。
血流の増加
痛みがある部位は血流が増加しており、麻酔薬がその場に留まりにくくなり、効果が薄れてしまうことがあります。
神経の過敏状態
痛みによって神経が過敏になっている状態では、麻酔薬の効果を感じにくくなることがあります。
麻酔が効きにくくなるのを防ぐために
早期治療
痛みを感じ始めたら、早めに歯科医院を受診しましょう。早期治療により、炎症が進行するのを防ぎ、麻酔の効果を高めることができます。
治療前の相談
治療前に、歯科医師に痛みや不安を伝えましょう。歯科医師は、患者さんの状態に合わせて適切な麻酔方法を選択してくれます。
緊張を解く
緊張すると、痛みを感じやすくなります。深呼吸をするなどして、リラックスするように心がけましょう。
最高の無痛対策は、痛くなる前に対処すること
虫歯にならないように、予防をすることが最も大切です。痛みを感じてから対処するのではなく、痛みが発生する前に予防策を講じることで、より健康的な生活を送ることができます。
痛くなる前にできること
毎日の歯磨きをしっかり
定期的な歯科検診
正しい歯磨き方法を身につける
食生活の改善
禁煙
痛みのサインに気づいたら?
このような症状を感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう。