きらら歯科|精密根管治療

近年歯科医学の進歩は目覚ましく、マイクロスコープやCT・ニッケルチタンファイルを併用して扱うことにより、正確な診査診断・治療が可能になりなってきております。

こちらの治療技術を併用して現在では精密な根管治療が可能になりました。

根管治療について

歯の神経の処置や、神経を取った歯の予後が悪くて再治療を行うことを「根管治療」と言います。根管治療とは歯科の専門用語では歯内療法学といいます。

当院では根管治療の際に、特に大臼歯の治療の際に「必要に応じて」精密根管治療を行うことが出来ます。

マイクロスコープを使用

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使う事で肉眼とは比べ物にならないくらいに精密に歯の状況を把握できます。最大20倍に拡大し根管内を詳しく確認することが可能です。

そのため歯髄や汚染物質の除去を徹底することができ、そのことは治療の精度に深くかかわります。

超弾性ニッケルチタンファイル

根管治療では、リーマーファイルと呼ばれるヤスリのような器具で、歯の内部の根管を拡大・洗浄します。根管はミクロン単位で複雑に湾曲していたり枝分かれしています。

微小で複雑な根管の汚れを確実にとるには、汚れを取るパワーと根管にフィットするしなやかさが必要です。

当院では、ウェーブワンREファイルワンと言うニッケル製のファイルと電動モーターを併用しています。(2020年度よりREファイルワンに変更を行いました。)

超弾性ニッケルチタンファイルは、非常に柔軟性が高く、しなやかに曲げることができます。

また電動モーターは、レシプロケーション対応の機器を使用しています。しっかりと汚れをとるパワーを備え、ある一定以上の負荷がかかると一時停止・逆回転して、組織の削りすぎを防ぎます。

精密根管治療の費用について

精密根管治療を自由診療で数万円の費用いただいてる歯科医院もありますが、当院では保険適応で精密根管治療が可能となっております。

3割負担の方で途中の消毒薬の交換の金額を含まない場合です

  • 通常の根管治療(大臼歯の場合)
    • 抜髄596点
    • EMR60点
    • 根管充填122点
    • 加圧根管充填208点
    • デンタル(電)58点
    • 計1044点→約3200円程度
  • 精密根管治療
    • 歯科用3次元エックス線断層撮影1170点
    • 抜髄596点
    • EMR60点
    • 根管充填122点
    • 加圧根管充填208点
    • 手術用顕微鏡加算400点
    • デンタル(電)58点
    • 計2556点→約7700円程度

上記のように約4500円程度の価格の差が出てきます。歯の根の治療は米国では約30万円するため、これでもかなりの安価となっています。