審美歯科治療で主に使用する白い材料には、長期的に安定している高品質なセラミック治療と、治療時間が短くて済むレジンというプラスチックによる治療の二種類があります。

そのうちのセラミック治療の中には様々な種類があり、患者様から「違いが良くわからない」と言われることがよくあります。こちらでは代表的なセラミック治療の比較を掲載させていただきます。

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは、現在あるセラミック治療のうち最も強度がある治療法です。現在では改良が進んでいるため従来の透明感がないジルコニアというイメージは過去のものになり現在ではかなりの透明感を持ったジルコニアが製造されています。当院では現在ノリタケ社製のKATANAを使用しております。

KATANAは使用する部位などに応じて複数のタイプが製造されています。

  • UTML=高い透光性を有している。強度が強い。前歯部で使用
  • STML=透光性と高い強度のバランスが良いもの。大臼歯で使用
  • ML=高い機械的強度を持つためブリッジの製作に使用

  • むし歯・歯周病に対する抵抗性=強い(銀歯より汚れが付きづらい)
  • 耐変色性=変色は全くおこらない
  • 強度=とても強い材料のためかけたりすることがほとんどない
  • 硬さ=天然歯より硬いためすり減ることがない。すり減るとしたら噛み合う自分自身の歯

セラミック治療

当院で使用しているセラミックは高い強度を持つemaxを使用しております。

emaxは近年開発された、二ケイ酸リチウムガラスを主成分とする新しいセラミック素材で、ジルコニアには負けますが、セラミックとしては強度が高いことが特徴です。e-maxは強度と審美性を兼ね備えた素材です。
 クラウンとして使用する際にe-maxを使用したクラウンは、クラウン全体の強度が高く、天然歯に限りなく近い透明感を持っています。

ハイブリットセラミック(当院では取り扱っていません)

ハイブリッドセラミックは、セラミックの審美性とプラスチックのやわらかさ兼ね備えた材料です。今から10年ほど前は歯とおなじようにすり減ってくれるため、かみ合わせに優しいと言われ多く使用された時代もありました。しかしプラスチックを含んでいるせいで表面が多孔性であるために、プラークなどの細菌が付着しやすいという欠点があり、当院では使用しておりません。

  • むし歯・歯周病に対する抵抗性=中程度(銀歯よりすこし劣る)
  • 耐変色性=経年的に変色していくためあまりお勧めできない
  • 強度=強い力で割れたりかけたりする可能性がある
  • 硬さ=天然歯より少し柔らかいため削れやすい。