誤嚥性肺炎と口腔ケア☆    歯科衛生士 小林

こんにちは。

あきる野市の歯科医院 きらら歯科で歯科衛生士をしております、小林と申します。

 

 

今日は 誤嚥性肺炎と口腔ケア について書かせていただきますね。

 

「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

 

「誤嚥」とは、食べ物や飲み物などが、食道ではなく気管に流れていってしまうこと。

 

通常は食べ物を飲み込む瞬間、気管に入らないように弁がフタをし、気管の入り口をふさぎます。

 

しかし老化による筋肉の衰えなどによってこの機能がうまく働かないと、フタをするのが遅れてしまうのです。

 

その時に口の中の細菌が一緒に肺に入り、細菌が繁殖して炎症を起こす病気を「誤嚥性肺炎」といいます。

 

日本では高齢化に伴い、発症する患者様が年々増えています。

 

咳をして気管に入ったものを排出できればいいのですが、それがうまくできないこともあり、高齢者の方は誤嚥性肺炎をおこしやすくなってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

【誤嚥性肺炎の原因と予防】

  

誤嚥性肺炎をひき起こす細菌というのは、実は 歯周病菌 です。

 

  

そしてその予防には「口腔ケア」が重要です。

 

誤嚥を繰り返しがちな高齢者の方でも歯周病菌を減らすことで、誤嚥性肺炎のリスクが抑えられます。

 

歯周病菌は、歯や歯茎だけでなく、舌の上や粘膜にもたくさんついています。

歯が少なくても、胃ろうであっても、経鼻栄養であっても口腔ケアは重要です。

 

 

特に入れ歯は要注意です。

入れ歯洗浄のやり方によっては入れ歯に傷がつき、より歯石やプラークがつきやすくなってしまうので、的確なお手入れが必要です。

  

 

 

 

口の中のお掃除は、歯ブラシの他に、タンクリーナー で舌をお掃除するのが効果的。

 やりすぎると舌の上の味蕾細胞を傷つけてしまうので、柔らかなタンクリーナーで2ほどをオススメします。

 

 

また、食事の前に1分でも 口腔マッサージ をすることもオススメします。

口腔内にはツボがたくさんあるので、そのツボを押すことにより血流が良くなり、唾液の分泌を促して口の中の温度が上昇し、免疫力アップにも役立つそうです。

認知症予防にもつながる、という説もありますので、ぜひとも取り組んでみて下さいね!

 

 

その他にも、

・日頃から免疫力が落ちないように、規則正しい食事を心がけること

・自分で噛めるうちは、流動食ではなく普通食を、よく噛んでゆっくり食べる

・食事の時は姿勢にも気を付ける

・食事の後もすぐ横にならず2時間ほどは座位を保ち、胃の内容物の逆流を防ぐ

 

こんなことにも気を付けてみて下さい。

 

 

また、嚥下機能の低下を防ぐために、口を使うことも大切です。

ご家族や施設スタッフの方は、普段からできるだけ話しかけて返事を促したり、一緒に歌を歌ったり、口の体操を一緒にしたりすると良いです。

 

 

 

いつまでも元気でいられるように、私達 歯科衛生士もお手伝いさせていただきます。

 

ご質問などありましたら、どうぞ遠慮なさらずお声掛けくださいね (*^-^*)

 

 

歯科衛生士  小林