シーラント治療

シーラントは奥歯の歯の噛む面の溝にプラスチックのようなものを埋めることにより、歯の溝の部分に出来る虫歯を予防する処置です。

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シーラント治療は、生えたての永久歯や乳歯であれば保険診療で行うことが出来ます。お子様の歯の溝が深い場合などには極めて有効な予防歯科方法であるため推奨させていただきます。

シーラント治療の流れ

生えたての奥歯は溝が相対的に深い場合が多いため虫歯になりやすいところです

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食べ物のカスが残りやすい部分です

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専用ブラシでクリーニングを行います

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シーラントで埋めた画像です

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シーラントを行う際に、よく専門家である歯科医師や歯科衛生士にいわれることが、シーラントを接着させるためにエッチングという酸処理を行うことにより、歯にダメージを与えるのではないかということです。

実際はリン酸という酸を使用し、エナメル質に対してリン酸エッチングを行うのですが、数時間から数日で再石灰化により回復するということがわかってはいますが、エッチングして白濁したエナメル質を見るのは歯科衛生士さんにとっては良くないことなのでしょう。

そのため、当院ではリン酸エッチングを使用しないで、スコッチボンドという接着剤(若干のエッチングプライマーを含んでいます)を使用してシーラントを接着させています。その上に3M社製クリンプロシーラントという製品を使用しています。

クリンプロシーラント

シーラント治療法とは、生えてからあまり時間の経過していない幼若な永久歯や乳歯の溝をシールすることにより、虫歯の発生を抑える治療法です。

適切な防湿処置と、完全な清掃のあとにシールすると高確率に虫歯を予防できます。完全な清掃を行う意味としては、詰める部分に菌あるいはたんぱく質などが残っているとシーラントがしっかりと接着しないので、そのために完全な清掃が必要となります。

きらら歯科で使用しているシーラント材料は3M社製のクリンプロシーラントです。

クリンプロシーラント

極細チップと使いやすいシリンジタイプ
光照射で色が変わるシーラント です。

クリンプロ シーラントの特徴

ペーストの色が変化します

塗布範囲がわかるピンク色から光照射で硬化すると歯になじむ白色に変化

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歯に直接、狙い通りに塗布できるシリンジタイプ

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小児の口腔内にも直接塗布しやすい、手軽でコンパクトなシリンジです。

シーラントを行う際の注意事項

シーラントは歯の溝に薄く伸ばして詰めています。そのためあまりものを強く噛んだり歯ぎしりしたとき、ガムやグミなどを食べた際にはずれてしまうことがあります。その際には再度シーラントを行えば問題ありません。

シーラントをしたからと言って安心しても虫歯にならないのは歯の溝のみです。そのため歯と歯の間の虫歯や側面の虫歯などは予防できないため、ブラッシングは従来通りしっかり行う必要があります。

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シーラントの耐久性

シーラントは、通常は数年は再処置は必要でないと言われています。しかし、何かの拍子で剥がれてしまったり、シーラント自体がもともと薄く、奥歯で硬い物を噛んだ時に割れてしまうこともあります。

またグミやガムなどを良く食べる方はどうしても外れやすいようです。

シーラントが取れてしまった場合はそのままにせず、すぐに新しいシーラントを施すことが大切です。完全に取れているのであればまだ良いのですが、中途半端に残っていると反対に虫歯になりやすくなることがあるからです。

定期検診の時に、しっかりと歯にシーラントがくっついているかを確認し、必要であれば古いシーラントを取り除き、新たにシーラントをすることもあります。

シーラントの効果

歯の表面が滑らかになるため、歯垢や食べ物が詰まりにくくなり、歯磨きもしやすくなります。
シーラントをした歯は、シーラントをしていない歯に比べると、4年以上で60%も虫歯予防効果があることが研究結果でわかっています。

ただ予防できるのは噛む面の虫歯のみなので、歯磨きは従来通りしっかり行うことをおすすめします。