こんにちは。あきる野市のきらら歯科 歯科衛生士長の冨田です。この春から4人の歯科衛生士が入社して一ヶ月が経ちました。

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新しい仲間を迎えることが出来、本当に嬉しく思っています。彼女たちはいつも空き時間を見つけては自主練習を欠かさず、患者様にも真摯に向き合って日々切磋琢磨している姿を見ていると、自分も新人だった頃を思い出し、初心を忘れず頑張ろうという気持ちになります。

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日々成長している彼女達をこれからも全力で教育、サポートしていきたいと思っておりますので宜しくお願い致します。

本日のブログですが「糖尿病」についてお話ししたいと思います。

切っても切り離せない歯周病と糖尿病

生活習慣病の中で特に糖尿病は歯周病との相関関係が強いと言われています。糖尿病は、インスリンというホルモンが関係して血糖値が高くなる病気で、1型と2型があります。1型はインスリンを作る膵臓のβ細胞が破壊され体の中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こります。子供のうちに発症することが多いです。

2型は高カロリーの食事や運動不足による肥満などが原因でインスリンの分泌量が少なくなったり、インスリンの働きが悪くなって起きます。日本人の95%を占めているのがこのタイプです。

糖尿病の怖い合併症

糖尿病は恐ろしい事にほとんど自覚症状がないまま進行し体のあちこちに合併症を引き起こします。代表的なものが ①糖尿病神経障害 ②糖尿病網膜症 ③糖尿病腎症でこれを三大合併症といいます。

また、近年、歯周病も糖尿病の合併症の一つと言われています。実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周病にかかっている割合が高いという疫学調査が複数報告されています。

糖尿病になるとお口の中はどうなるの?

糖尿病になると免疫機能が低下して、歯周病菌の増殖を抑えることが出来にくくなります。口腔内のブドウ糖の量も増えるので、歯周病菌にとって栄養分の多い環境となります。血糖値が高くなるので歯茎の毛細血管の血流が悪化し、炎症を増悪させます。また、糖尿病患者では口腔乾燥症を伴う場合が多く、唾液の分泌が減少したり、唾液組成が変化したりして唾液による自浄作用が低下します。こうしたことから、歯周病を発症させたり悪化させたりしてしまいます。

糖尿病は歯周病を発症、悪化させたり歯周病は糖尿病を悪化させる負のスパイラル

その一方で、歯周病が糖尿病の悪化につながる事も明らかになってきています。

歯周ポケットに歯周病菌がたまると、免疫細胞である白血球が菌を退治しに集まってきます。この時、白血球が歯周病菌の出す毒素に触れるとTNF-α(腫瘍壊死因子)が出ます。この物質は、インスリンの働きを妨げて血液中のブドウ糖の取り込みを抑えます。

つまり歯周病でTNF-αを多く放出している場合、インスリンの働きが低下し糖尿病が一気に進んでしまいます。

歯周病を治療すれば糖尿病の改善も期待できる

日本臨床歯周病学会によると、歯周病を合併した糖尿病の患者様に抗菌薬を用いた歯周病治療を行った所、血液中のTNF-α濃度と、血糖値のコントロール状態を示すHbA1cの値も改善したという結果があります。

歯周病の症状がある人は糖尿病の可能性もあるので早めにかかりつけ医を受診しましょう

 歯周病も糖尿病も生活習慣に大きくかかわる恐ろしい病気です。これらを予防するためにも自分の体にとっての健康的な生活は何なのかを考え直して、食事の内容に注意したり適度な運動をしたり、そして口腔のセルフケアや歯科の定期検診に通うなどして、口腔と全身の健康を維持しましょう。

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きらら歯科 スタッフ
きらら歯科 スタッフ
東京都あきる野市にあるきらら歯科
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【きらら歯科について】
あきる野市きらら歯科は、歯科医師14名、歯科衛生士11名、スタッフ計65名在籍し、1日約200名~300名の患者様にご来院頂いている人気の歯科医院です。
朝7時~夜10時までの年中無休・土曜診療・日曜診療を行っており、大規模歯科医院のため急患のかたも随時対応させていただきます。