あきる野市きらら歯科院長の渡部和則です。近年予防歯科の重要性をご存知のお母さま方が増え、いろいろと診療中に聞いていただけることが増えてきています。

特にインターネットでの情報発信が様々な歯科医院や子育てママブログなどから発信されているためどの情報が正しいかをなかなか判断することが難しくなってきているような気がします。

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そのようなこともあり今回予防歯科の常識について記載させていただくことにしました。

虫歯予防は早期発見早期治療が大切

昔から虫歯予防は早期発見早期治療が大切と言われています。これは大まかには正しいのですが詳しく考えていきましょう。

治したところは虫歯になりやすい

今まで歯医者で虫歯をたくさん治療したかたは、既に気づいているかもしれませんが治療後何年か経過すると、治したところが取れたり、虫歯になったりして再治療に行かれているのではないでしょうか?

そうなのです。一度削った歯は、また虫歯になったりとどんどん悪くなりやすいのです。

なぜかというと、詰め物を歯につけるために接着剤を使用するのですが、お口の中は常に湿っていて温かいため徐々に接着剤や詰め物の材料が劣化してきてしまうのです。また専門的な話になりますが、接着などに使用する材料は基本的に重合収縮といって固まる際に収縮するのです。そのため目に見えないレベルの隙間ができそこから唾液や細菌が入ってきてしまうのです(これをマイクロリーケージといいます)そのため、削ったら絶対安全なのでなく削らないほうが安全なのです。

じゃあ削らないほうがよいの?

では削らないで虫歯を放置しておくとどうなるのでしょうか?たまにTVなどで歯は削らないほうが良いなどの番組を見ることが有りますが果たして正しいことなのでしょうか?

虫歯を放置すると穴が開いてきてその中を磨くことができないため虫歯の穴の中は虫歯菌の養殖場のような状態になります。

そして内部の虫歯菌が出す酸によって一気に虫歯は進行していくのです。穴が開いても直さないというのは最悪の選択と言えます。僅か数か月で一気に神経をとるまで進行するでしょう。

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そのためほんの小さな穴でも穴が開いてしまったら早めに治療してもらってください。(自分で自覚したころには大きな穴になっていますが・・・)

では小さな穴がまだ開いていない虫歯の場合にはどうなるのでしょうか?

じつは、まだ穴が開いていないでエナメル質に限局した小さな虫歯の場合には削らないで、よく磨いたりフッ素を適用することにより虫歯の進行を抑えることができるのです。

そのため学校の歯科検診などでもCO(しーおー)カリエスオブザベーションと言われ要観察歯として治療を行わないで様子を見るようにしています。

*COとは[Questionable Caries for Observation]の略で、要観察歯と称されます。「探針を用いての触診ではう触と判定しにくいが初期病変を疑われるもの、小か裂溝の着色や粘性が触知され、または平滑面における脱灰を疑わせる白濁や褐色班が認められるが、エナメル質の軟化、実質欠損が確認できないものである。」COは初期う触を疑われますが、健全歯の仲間です。

ただ裂溝(溝の)COに関しては進行することが多いため(溝が深く磨けないため)シーラントという予防処置を行ったほうが良い場合があります。

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kirarashika
東京都あきる野市きらら歯科です。
「いつでも診てくれる歯医者さん」「痛くない歯医者さん」「わかりやすい説明」「高品質な治療」をモットーに診療している歯科医院です。地域最大の歯科医師16名歯科スタッフ計70名の歯科医院で、スケールメリットを生かし総合的な歯科医療に取り組んでいます。
患者様の利便性も追求し、「朝7時~夜10時まで」「年中無休」で診療しております。
あきる野市のみでなく・青梅市・八王子市・昭島市・福生市・羽村市・山梨県・埼玉県などからも1日200名を超える患者様が来院されています。
TEL:042-559-8849
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院長:渡部和則(わたなべ かずのり)
東北大学歯学部2001年卒業