CADCAM冠について

あきる野市きらら歯科です。

週刊朝日でCADCAM冠が取り上げられていました。

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これまで小臼歯部で保険がきく白い被せ物は,プラスチックのHJC(硬質レジンジャケット冠)のみで,大変割れやすく外れやすいという物でした。

今回話題になっているCAD/CAM冠は,物性の安定したハイブリットレジンブロックをコンピュータで制御して削りだして作製されるもので,従来と比較し強度が増しています.

自費でのセラミック冠には強度も審美性も敵いませんが,従来のHJCと比較し格段に良い治療法となりました。

保険対象となる歯は,小臼歯でCADCAM冠は保険費用は全部で約2700点(3割で約8000円)、 銀歯は保険費用は全部で約1200点(3割で約3600円)と銀歯の約2倍の価格です。

しかし従来白いクラウン(保険適応外)は1本5万円~10万円したことを考えると8000円で丈夫な歯が入るのでとてもおすすめです。

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デジタル化進む「むし歯」治療 CGで歯の形の設計も〈週刊朝日〉

東京都に住む主婦、斉藤宏美さん(仮名・48歳)は、歯が痛くなって昭和大学歯科病院を受診した。右上の第一小臼歯(前から4番目の歯)が進行したむし歯になっていた。歯の根の治療が終わると、クラウン(人工歯冠)を作るため補綴歯科に紹介された。

斉藤さんを診た副病院長の馬場一美(ばば・かずよし)歯科医師は、保険でできるクラウンについて説明した。

一つは、一般的な金銀パラジウム合金のクラウンだ。長い間、奥歯のクラウンに使える強度と耐久性のある材料で健康保険が適用されるのはこれだけだったので、奥歯を治すと銀歯になった。

もう一つは、歯に近い色をしたハイブリッドレジンブロックを用い、コンピューターを使って製作するCAD/CAMクラウンだ。2014年4月、これが小臼歯に限って保険診療でできるようになった。

「ハイブリッドレジンは、コンポジットレジン(CR)にフィラーという無機物の含有量を増やして工場で完全に固めることにより強度を高めたもので、歯の色に近く、クラウンが目立ちません。小臼歯は口を開ければ見えるので、ここに白い材料が使えるようになったことは福音です。斉藤さんもこれを選びました」

と馬場歯科医師は話す。

その製作に用いるのが、歯科用CAD/CAMだ。

CADは、模型をスキャンして読み取ったデータを元に、CG(コンピューターグラフィックス)で歯の形をデザインするシステム。3D画像上で、歯の傾きや上下のあごの関係などをシミュレーションしながら、理想的な歯の形を設計する。

CAMは、そのデザインどおりのものをブロックから自動的に削り出すシステムだ。ハイブリッドレジンのクラウンを一つ削り出すのにかかる時間は15分程度という。

CAD/CAMによって何が変わるのか。まずクラウン治療の流れをみよう。

クラウン治療とは、土台(コア)を作ってそこに人工物をかぶせるもので、通常、3回の受診が必要だ。

1回目は、コアを埋め込むために歯を削って形を整え、型をとるまで。型から石膏模型を作り、歯科技工士が模型上でコアを作る。

2回目は、できたコアを歯に固定し、歯とコアを削ってクラウンをかぶせられる形に整える。その後にまた型をとり、コアと同じ手順でクラウンが作られる。

3回目にクラウンをかぶせて調整し、固定する。

歯科用CAD/CAMの導入で変わったのは、技工所の仕事だ。模型上で手作りしていたコアやクラウンが、コンピューター操作でできるようになった。デザインの精度は高く、製作時間は短くなり、歯科技工士の腕に左右される領域が減った。結果、完成品の質のばらつきが少なくなり、全体として品質が向上した。

「患者さんにわかりやすい利点は白い歯にできることで、治療回数は変わりません。しかし、最近増えている金属アレルギーの心配はありませんし、工場で生産される高品質のブロックを削り出すため、クラウン自体が高精度、高品質になっています」(馬場歯科医師)

残念ながら現時点で大臼歯は自費診療になる。材料はおもにジルコニアで、1本10万~15万円ほどかかる。ブリッジも可能で、歯が1本ない場合で20万~45万円程度だ。

自費診療では、口の中を直接光でスキャンする光学印象採得もおこなわれている。型や模型を作らないので、エラーの生じる機会が減り、より高精度なクラウンが作れる。患者には型をとるときの苦痛がない。

「歯科医療はデジタル化が進み、精度の高い治療ができるようになっています。小臼歯のハイブリッドレジンクラウンが保険適用になったことを端緒に、ますますデジタル化が進むことは間違いありません」(同)

※週刊朝日  2015年7月24日号より抜粋

CADCAM冠はきらら歯科では月に50~100症例を数える処置としてはとても多い治療法に昨年以降なってきております。

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歯科用CAD/CAMの導入で きらら歯科でも、小臼歯の補綴はほとんどCADCAM冠となってきています。(ブリッジの支台を除く)

「模型上で手作りしていたコアやクラウンが、コンピューター操作でできるようになった。デザインの精度は高く、製作時間は短くなり、歯科技工士の腕に左右される領域が減った。結果、完成品の質のばらつきが少なくなり、全体として品質が向上した。」とあるように、実際とても制作物にばらつきがなく完成時に患者様のお口の中で調整する量は、手作りの銀歯などと比較して1/10程度になっているイメージです。

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適合状態もとてもよく、自分自身が虫歯になってかぶせる必要がでた場合には、絶対にCADCAM冠を選ぶのではないかと思います。

ただし、直接印象という立体スキャナーをお口の中に入れて直接スキャンすることは、まだ保険診療で認められていないため、かたどりは従来通り必要となっています。

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そして模型にした状態で、その模型をスキャンするという手間がかかっています。今後保険のルールが変わっていくとは思うのですが、当院では国のルールにしっかりと則っているため大変申し訳ありませんが直接スキャンは行っておりません。

今後保険診療のルールが変更になり次第当院でも患者様のために取り入れていこうと考えております。

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Author Profile

kirarashika
kirarashika
東京都あきる野市きらら歯科です。地域最大の歯科医師16名歯科スタッフ計100名の歯科医院で、スケールメリットを生かし総合的な歯科医療に取り組んでいます。
あきる野市のみでなく・青梅市・八王子市・昭島市・福生市・羽村市・山梨県・埼玉県などからも1日280名を超える患者様が来院されています。
院長:渡部和則(わたなべ かずのり)
東北大学歯学部卒業
日本歯周病学会所属
日本補綴歯科学会所属
日本歯内療法学会所属
日本先進インプラント研究会所属
日本一般臨床医矯正研究会所属
日本口腔インプラント学会所属
インプラント再建歯学研究会所属