こんにちは。きらら歯科の歯科衛生士 小林です。

今回はエナメル質形成不全についてお話させていただきます。

歯の一番表面(外側)の目に見える部分をエナメル質といい、人体の中で最も硬い組織です。
エナメル質の中に象牙質、歯ずいがあり、3層構造になっています。
このエナメル質の厚みは個人差がありますが、だいたい2~3mm程度です。
色は半透明で、歯が白く見えるのはエナメル質の下にある乳白色の象牙質がすけて見えるためです。
エナメル質形成不全とは、何らかの原因で歯が作られる過程において、エナメル質がきちんと形成されなかった状態を言います。
エナメル質は一旦形成されると、骨のようには二度と形成し直されるということがありません。

【エナメル質形成不全の特徴】
・歯の表面に濃く白くなっている部分がある。(虫歯で白くなっていて、脱灰している歯はぼそぼそしていてやわらかいので、エナメル質形成不全ではありません)
・歯の表面が黄色、もしくは茶色がかっている
・歯の表面にくぼみがある
・歯の表面がでこぼこしている
・歯が小さくて、歯と歯の間に隙間がある
・生えてきたばかりの歯が欠けたような形をしている

【エナメル質形成不全の原因】
1、遺伝性のもの→遺伝性の場合は全ての歯に形成不全が現れます。
2、遺伝性ではいもの
全身状態に起因するもの
・栄養障害→歯の成分であるカルシウム、リン酸の不足やビタミン不足、特にビタミンD欠乏症
・熱性、発疹性の病気→特に生後1年位の時期に、熱性の病気や発疹性の病気にかかるとエナメル質の元になるエナメル芽細胞が影響を受けてエナメル質の形成         が阻害されることがあります。

局所的な原因によるもの
・乳歯の外傷→乳歯の時に強くぶつけた
・乳歯の虫歯→乳歯の虫歯で、根の先が感染し膿がたまっていた

以上は永久歯のエナメル質形成不全の話です。乳歯にもエナメル質形成不全は起こります。

2、乳歯のエナメル質形成不全
原因 ・妊娠中の母体の病気
・妊娠初期に服用した薬の影響
・妊娠中の栄養不足

局所的な原因のエナメル質形成不全の場合は、症状は該当する歯に現れることが多いのに対して、全身的な原因の場合は、症状は乳歯と永久歯の両方に現れることがあります。原因が遺伝の場合は、症状の程度は様々ですが、乳歯と永久歯全てに現れることがあります。

【エナメル質形成不全の治療法】
・フッ素塗布→エナメル質形成不全の歯はエナメル質が十分にないため酸に溶けやすくなっているので、歯質強化のためにフッ素塗布します。
・つめものや被せ物をする→穴があいていたり、歯が柔らかくなっていたり、しみるという場合は必要に応じて歯科用のコンポジットレジン(CR)というプラスチックの材料でうめます。全体的に色が変わっていたり、大きさが小さくて見た目が気になる場合は、被せ物をして、見た目の改善ができます。

お子様やご自身の歯で見た目が気になる、ちょっと違うなと感じましたら、きらら歯科を受診していただきたいと思います。

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きらら歯科 スタッフ
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